米SEC、新ビットコインETF「the Trust」申請に関するパブリックコメント募集開始

「the Trust」のパブリックコメントが開始
SEC(米証券取引委員会)は、新たに申請されたビットコイン関連ETFに関する、パブリックコメント募集を開始する。これまでにないビットコインと米T-billsに連動するETFの行く末に関心が高まっている。

「the Trust」のパブリックコメント募集が開始

米SEC(証券取引委員会)は現在「the Trust」という新たなビットコイン関連ETFに関するパブリックコメントの募集を正式に開始することを発表した

これにより、21日間のコメント期間が設けられる。

「the Trust」は米投資企業Wilshire Phoenix社が、5月にSECに申請を出した新たなビットコインETFであり、VanEck社やBitWise社の申請するビットコインETFとは異なる、ビットコインと短期の米国債権の2つの資産を含む独自の投資信託になる。

このETFは、ビットコインへの間接的投資を可能にしながら、仮想通貨特有のボラティリティを抑えるために短期(1年以内)の米国債(T-bills)を含む。なお、ビットコインと秘密鍵の管理は、米最大手取引所コインベースのカストディサービス「Coinbase Custody」が行うことで信頼性を担保している。

このETFは、VanEck社やBitWise社のビットコインETFと同様に、SECによる最大240日の審査期間が設けられる。判断材料の一つとされるパブリックコメントでは、業界有識者からどのようなコメントが書き込まれるかが注目される。

なお、現在SECが審査中の「ビットコインETF」の次期期限としては、BitWise版が8月14日、本命視されるVanEck版が8月19日となるが、最終期限となる10月13日(Bitwise)、10月18日(VanEck)に延期され、最終判断として持ち越される可能性が高い。

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新たなビットコインETF「the Trust」が認可される理由について、申請中の米投資運用会社CEOが重要ポイント3点とともに持論を展開した。
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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