米SEC、今週で2件目の仮想通貨における『レギュレーションA+』承認

米SECが2つ目の仮想通貨発行を承認
米SECは12日、仮想通貨企業YouNOWが申請していた仮想通貨トークンの付与を、「レギュレーションA+」で承認した。この条例による申請の承認は今週で2件目。

SEC承認の仮想通貨発行、今週で2つ目

米SEC(米国証券取引委員会)は12日、仮想通貨企業YouNOWが申請していたイーサリアムベースの仮想通貨付与を、「レギュレーションA+」として承認した。この条例による申請の承認は今週で2件目となる。

ライブストリーミング企業YouNOWは6月に、「Props」という独自の仮想通貨を報酬として、利用者や開発者に付与するために、SECに申請書を提出した

今回の承認を受け、YouNOWは1億7800万トークンを発行し、配布する予定をしている。

「レギュレーションA+」は、5000万ドル(約54億円)未満の資金調達を行う企業に対して、IPOのような厳密な審査プロセスを必要とせず、適格投資家だけでなく、一般リテール投資家に向けて有価証券を販売することを認める米証券法の条項だ。

YouNOWのトークンはICO販売形式での配布ではないが、YouNOWの申請によれば、トークンには実際の金銭的価値(ローンチ時 0.1369ドル)があり、需要に応じて価値が増加しユーザーの利益が見込まれる。よってPropsトークンはいわゆる有価証券に該当する可能性があるため、「レギュレーションA+」での申請が必要との結論に至ったという。

昨日(11日)、SECは米仮想通貨スタートアップBlockstackのICO販売を「レギュレーションA+」をもとに認めた。これはSECにおいて、初の一般投資家向けICO販売の承認になった。なお、そのトークン販売はすでに開始している。

CoinPostの注目記事

米有力紙WSJの報道によると、米SECは初めて、「レギュレーションA+」で、一般投資家に向けたトークンのパブリック販売を承認した。米規制を遵守したICOの活性化に、SECの承認は重要な事例になり得る。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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