前回のオプション分析記事②では、なぜビットコインの下落トレンドは加速しやすいのか?そして、オプション分析ツールが下落開始前に見せる5つの特徴について、直近の事例とともに解説しました。
BTC下落局面のツール特徴まとめ
- 値動きの中で、ファンディングレートの高止まりとOIの蓄積によって燃料が用意される
- GEXの上値に抑制、下値に増幅というエネルギーが同時に構築される
- 実現ボラティリティの順イールドが、大口が動きやすい環境を整える
- DVOLが安値圏で落ち着いている間に、後の反発上昇(恐怖の爆発)の伸びしろが蓄積される
- ガンマフリップの実体割れをきっかけに、抑制から増幅へメカニズムが切り替わり、下落が加速する
ここまでの内容を通して、オプション分析ツールで天井サインを見るべきポイントや組み合わせ方が理解できたと思います。
そのため、今回のオプション分析記事③では、逆にビットコインが上昇トレンドへ加速していく局面で、この5つのツールがどんな動きを見せるのかを解説していきます。
本稿を通してBTC上昇トレンド時のツールの特徴を押さえておくと、天井から底値、底値から上昇まで、相場のサイクル全体を先回りできるようになり、今後のトレードにおいて資産運用のパフォーマンスをさらに引き上げることができます。
記事②「【BTC下落トレンド加速局面の特徴】なぜ下落加速のエネルギーは強くなりやすいのか?」はこちら
目次
BTC上昇局面での主要ツールの特徴について
まず初めに、価格帯ごとの抑制・増幅のエネルギーを示すガンマエクスポージャー(GEX)の特徴から見ていきましょう。
ガンマエクスポージャー:抑制の薄さに、上昇加速のサインが現れる
ビットコインが上昇トレンドを形成していく局面のGEXには、共通する3段階のプロセスがあります。
- 下値のネガティブガンマが縮小
- 上値のポジティブガンマに隙間(真空地帯)が生まれる
- その隙間の先にある”壁”を実際に抜けていく
前回記事で解説した下落局面は、上値のポジティブガンマ(緑エリア)による抑制と、下値のネガティブガンマ(赤エリア)による増幅が同時に広がっている状態でした。
上昇局面では、まずこの下値のネガティブガンマが時間の経過とともに縮小していきます。ネガティブガンマは下落を増幅させる性質を持つため、これ自体は下落局面の裏返しとして自然な現象だと考えることができるでしょう。
なぜ「ポジティブガンマの薄さ」に注目する必要があるのか
問題はその後です。実は上値のポジティブガンマ構造にも変化が起き始めます。
本来、ポジティブガンマは「上がれば売られ、下がれば買われる」という形で値動きを抑制する役割を持っていますが、このエリアの一部に薄くなる箇所、つまり真空地帯が生まれることがあります。
出典:ICHIZEN HOLDINGS作成
例えば、上記画像におけるIBIT $40〜$43(BTC価格$70,600〜$75,900)にかけてポジティブガンマが薄くなると、この価格帯で「上がれば売られる」という先物ショートの圧力そのものが弱まります。
そして、その価格間に構築されているポジティブガンマの厚い壁(ウォールと呼ばれる$40・$43のような節目)を実際に抜けたとき、大口資金や現物ETFの流入、テクニカル的な勢いといった外部要因が、オプション市場の抑制メカニズムそのものを突き崩し、サプライズ的な上昇トレンドの加速が生まれます。
これが、ビットコイン上昇局面におけるGEXの特徴です。
実現ボラティリティ:条件は下落局面とまったく同じ
実現ボラティリティが果たす役割は、上昇局面でも下落局面でもまったく変わりません。それは、大口投資家が動きやすい土台を作ることです。
短期的な実現ボラティリティが中長期を下回る「順イールド」の状態では、値動きが落ち着いている分、大口としてもリスクを抑えたまま資金を投入しやすくなります。この土台が整って初めて、相場はトレンドを形成しやすくなります。
ここで注意したいのは、この土台自体には上昇か下落かという意思がまったく含まれていないという点です。
前回記事でも触れた通り、順イールドはあくまで動きやすさを示す指標であり、どちらに動くかを示す指標ではありません。
GEXと組み合わせて、初めて「上昇」と判断できる
ビットコインが上昇トレンドへ向かう場合も、まずは下記画像のように短期のボラティリティが中長期を上回る逆イールドの状態から、順イールドへと切り替わるタイミングが重要な合図になります。
出典:ICHIZEN HOLDINGS作成
大口が次のアクションを起こしやすい土台が、ここで整うためです。
そして、この「方向を持たない土台」が実際にどちらへ動くのかを決めるのが、先ほど解説したGEXや、この後に説明するファンディングレートなどの推移です。
例えば、順イールドという土台が整ったタイミングで、上値のポジティブガンマが薄くなり抵抗圧力が弱まっていく動きが重なったとき、そこから初めてビットコインは上昇トレンドの回復に向かう条件を満たし始めていると判断できます。
DVOL(IV指数):高値圏からの下落+安値転換に注目
ビットコインが上昇トレンドを形成する前のDVOLは、高値圏で推移していることが多いです。高値圏にあるということは、市場の温度感や感情が比較的荒れている、あるいはまだ警戒心が強い状態にあるということです。
前回記事で解説した通り、ビットコインとDVOLは基本的に逆相関の関係性を持っています。
ビットコインが下落すればDVOLは上昇し、ビットコインが上昇すればDVOLは下落する。したがって、上昇トレンドを本格的に形成していく局面では、DVOLが高値圏から安値圏へと下げていく動きが頻繁に現れます。
警戒心が続くほど、警戒は薄れていく
ではなぜ、警戒心が強いはずの高値圏から、上昇局面が始まるのでしょうか?
実は、DVOLの高値圏推移が続くと、警戒心そのものは残っていても、それに対する市場の反応は徐々に鈍くなっていきます。
そして、ビットコインが実際に上昇トレンドを始めると、投資家はヘッジポジション(先物ショートやプットオプションの買い)を次々と手仕舞い始めます。
前回記事の「恐怖が恐怖を呼ぶ」連鎖とは逆に、ここでは「安心が安心を呼ぶ」連鎖が起き始めるということです。
出典:TradingView(BINANCE:BTCUSDT)
DVOLが下げ切ってからでは、もう遅い
ここで最も注意していただきたいのが、前回記事でも解説したDVOLの使い方、サインの読み取り方です。
DVOLがすでに大きく下落し、安値圏に向かう途中で動くのでは、前回記事の「DVOLが跳ねてからでは遅い」という構造の裏返しがそのまま当てはまります。
すでに動いた後を追いかける形になり、先物ロングやコールオプション買いの優位性は、薄れてしまいます。
したがって、狙うべきタイミングは、DVOLが安値圏に到達する前です。具体的には、DVOLが高値を切り下げるなど、下落を示唆し始めたその一歩手前を確認します。
DVOLは恐怖への反応が早い一方で安心にも戻りやすいため、下落の加速力は上昇時よりも早く進む傾向があります。ガンマエクスポージャーや実現ボラティリティが、同時に上昇の兆しを見せ始めた一歩手前のタイミングこそが、先物ロングやコールオプションの買いを検討すべき局面になります。
ファンディングレート・OI・清算マップ:上昇局面では「燃料」がどう反転するのか
GEX・実現ボラティリティ・DVOLが教えてくれるのは「上昇しやすい構造」でした。ここからは、その上昇を実際に押し進める燃料がどこにあるのかを見ていきます。
上昇の中にこそ、燃料は蓄積されている
上昇トレンドが加速する前のビットコイン相場では、価格そのものはすでに上向きの動きを見せているにもかかわらず、ファンディングレートがマイナス圏を維持し続けている、という状態が確認できることがあります。
これは、先物価格が現物価格を下回ったまま張り付いている、つまり先物ショートを持ち続けているだけで、含み益がほとんどないまま手数料負担だけが積み重なっていく状態です。
下落すると信じて持ち続けているのに、値下がりという見返りがないままコストだけが膨らんでいく。
こうしたショートは、価格がさらに上へ動いた瞬間に真っ先に投げ出される「疲弊したショート」になります。ここでOIも増加していれば、この疲弊したショートが積み上がっていると判断できます。
燃料は「価格が上がりながら」積み上がっていく
前回記事の下落局面では、OI増加は価格が横ばい・下落する中で確認されるものでした。しかし上昇局面では逆に、価格がすでに上昇している最中にOIが増加していく、という形で燃料が積み上がっていきます。
下記画像の動きは、上昇を「行き過ぎ」と見て新規に売りを入れる逆張りショートが、次々と積み増されていることを意味します。価格上昇そのものが、次の踏み上げのための燃料を自ら生み出している状態です。
清算ゾーンは、上値に積み上がる
BTC下落局面では、下値のロング清算の厚みと距離が下落の燃料でした。一方で上昇局面では、現在価格より上のショート清算の厚みと距離が燃料になります。
厚みが大きいほど踏み上げは大きく、距離が近ければ早く、遠ければ時間をかけて燃料が使われます。厚さと距離の両方を読む必要がある点は下落局面と同じです。
これら3つの違いに加え、大きな下落トレンドでOIが一度低水準までリセットされ、それまでの燃料が吐き出された状態から新たなショートが積み上がり始めることも、上昇加速の重要な前提条件になります。
上昇局面では各ツールがどんな動きを見せるのか?
- 下値のネガティブガンマが縮小し、上値のポジティブガンマに真空地帯が生まれる
- ポジティブガンマの壁を実体で上抜けると、抑制から増幅へメカニズムが切り替わり、上昇が加速する構造
- 実現ボラティリティにおける順イールド化が、大口が動きやすい環境を整えている
- DVOL高値圏推移は、後の反発下落=安心の連鎖が蓄積されているサイン
- ファンディングレートのマイナス転換とOIの蓄積によってトレンド加速燃料が用意される
2026年3月下旬から5月までの上昇局面をオプション分析
それでは実際に、2026年3月下旬から5月上旬にかけてのビットコインの値動きにおいて、ここまで解説した各ツールの特徴が、その通りに現れていたのかを検証してみましょう。
3月23日時点のビットコインは$67,500、IBIT価格でいうところの$38付近を推移していました。
テクニカル目線では横ばいの展開が続き、方向性が読みにくくトレンドフォロー戦略も検討しにくい局面でした。
しかしこの複雑な相場の裏側で、オプション市場のデータには、上昇トレンドに戻していくための条件が徐々に現れ始めていたことが確認できます。
出典:TradingView(BINANCE:BTCUSDT)
GEX(ガンマエクスポージャー)の答え合わせ:この時点では、まだ条件は揃っていない
3月23日時点のGEXを見ると、BTC価格 $61,780〜$70,600(IBIT $35〜40)にかけて広範囲のネガティブガンマ(下落トレンドを増幅させるエリア)が形成されていました。これに加えて、BTC価格 $70,600〜$81,200(IBIT $40〜46)にかけては広範囲のポジティブガンマによる抑制圧も確認できます。
つまりこの時点では、上値に向かうほど抵抗が強まり、BTC $70,600からは先物ショートによる下落加速が起きやすい、上昇とは逆方向の構造がまだ残っていたことになります。
この時点だけを見れば、上昇トレンドの初動にはまだ期待できない状態でした。
出典:ICHIZEN HOLDINGS作成
実現ボラティリティ(HV)の答え合わせ:ガンマの構造に先んじて、土台だけが整っていた
3月23日からの実現ボラティリティを見ると、この日を境に短期のボラティリティが中長期を下回る「順イールド」へと切り替わる動きが確認できます。
それまで形成されていた逆イールドの状態から回復したことで、大口投資家が次のアクションを起こしやすい、つまりポジションを積みやすい環境がこの時点で整い始めていました。
今回のケースでは、GEXの視点ではまだ上昇の構造が形成されていない一方で、ボラティリティの観点からは、トレンドが加速するための土台がひと足先に用意されていたことになります。
出典:ICHIZEN HOLDINGS作成
DVOLの答え合わせ:警戒ムードの中で、静かに転換が始まっていた
このときのDVOLは、ビットコインが下値圏での推移を続ける中で55ポイント付近を推移しており、なかなか上昇が伸びていかない、高値圏での推移が続く警戒ムードの継続を示していました。
裏を返せば、この警戒感が一気に減少していくタイミングこそが、DVOLの下落が加速する局面、つまり市場に楽観・安心感が優勢になっていく局面です。
多くの投資家が構築していた下落ヘッジ(先物ショートやプットオプションの買い)が一気に決済されていく動きが、この段階でDVOLにも徐々に現れ始めていました。
出典:TradingView(BINANCE:BTCUSDT)
ファンディングレート・OI・清算マップの答え合わせ:燃料はこれから溜まっていくフェーズだった
ビットコイン価格が$68,000付近で推移する中、ファンディングレートは局面ごとにマイナスへ転じる動きを記録していました。
先物ショートを保有している勢力からすると、トレンドがうまく発生せず、ネガティブガンマによる下落効果も受けられないまま、下落シナリオが機能せずに高い手数料の支払いだけが積み重なっていく状態です。
このときのOIは45B付近と、これまでの傾向のなかでも圧倒的に低い水準でした。
つまり、これ以上の下落トレンドを加速させるための母数・エネルギーはすでに枯渇しており、ここから新しい燃料が構築され始めるフェーズへと移行していたことになります。
実際に、ファンディングレートのマイナスが続く中でOIが徐々に増加する傾向を形成しており、新規の先物ショートポジションが積極的に積み増されていく、上昇トレンドを加速させるためのスクイーズの燃料が、このフェーズで徐々に蓄積されていたことが確認できます。
上昇トレンドが加速していく過程:ポジティブガンマウォールの連続突破
ここまでの条件が揃ったことで、3月26日以降のGEXには明確な変化が現れます。
BTC $70,600(IBIT $40)を起点に上値のポジティブガンマが大きく減少し、BTC $70,600〜$75,900(IBIT $40〜43)、そしてBTC $75,900〜$79,400(IBIT $43〜45)にかけて真空地帯が生まれ、上値からの先物ショートによる抵抗圧が非常に弱い状態を形成していきました。
ネガティブガンマについても、3月23日時点と比較すると下値にかけての範囲が大きく薄くなっており、下落を増幅させる意識も、上値からの抵抗圧力を形成するそもそもの母数も、ともに弱まっていたことが確認できます。
そして4月8日、この真空地帯の起点であった最初のポジティブガンマウォール、BTC $70,600(IBIT $40)を実体ベースで抜けたことで、上昇トレンドが一時的に加速しました。
出典:ICHIZEN HOLDINGS作成
続く4月17日には次のウォールであるBTC $79,400(IBIT $43)も突破し、上昇トレンドは一気に加速していく展開となりました。
上昇トレンドの終着点:最後のウォールが、天井になった
最終的には5月7日、ビットコイン価格の天井である$81,200〜$83,000、IBIT価格でいう$46〜47のポジティブガンマウォール、つまり一連の上昇トレンドにおける最後のウォールで、この上昇加速は終了していきました。
今回のケーススタディを通して押さえておきたいのは、ビットコインの上昇トレンドが加速していくときの主要ツールの特徴そのものだけではありません。
出典:TradingView(BINANCE:BTCUSDT)
前回記事で解説した下落局面の天井サインをもとに先物ショートを保有し、その後ビットコイン相場が実際に下落に転じたあと、今回解説したような上昇トレンドへの回復のサインが確認できたタイミングで、初めてその先物ショートを決済し、先物ロングや現物の枚数増加といった上昇トレンドベースの戦略へと切り替えていく。
この一連の立ち回りが事前予測できるようになることこそが、最も学んでおくべきポイントだと考えています。
そして、ここまでの内容を通して、天井からの下落や底値からの上昇を捉えるオプションデータの特徴を把握できているはずですが、実はこの過程でビットコインがレンジ相場を形成する際の特徴もすでに掴めていることになります。
出典:TradingView(BINANCE:BTCUSDT)
ここまでの分析スキルからレンジ相場も予測できる
下落局面、そして上昇局面での主要ツールの特徴を見てきましたが、実はこの2つを理解できていれば、どちらでもない「レンジ相場」がいつ形成されるのかも、同じツールを使って事前に見分けることができます。
レンジ相場を見分ける4つの条件
レンジ相場は、次の4つが同時に確認できるときに形成されやすくなります。
- GEX:ポジティブガンマが値動きを支配し、上に行けば抵抗、下に行けば買い圧が働くという抑制構造が強い
- 実現ボラティリティ:逆イールドの状態が続き、大口による積極的な資金流入が起きていない
- OI:過去の水準と比べて低く、トレンドを加速させるエネルギーそのものが枯渇している
- 清算マップ:現在地の周辺に、大きな値動きの燃料となる清算帯が存在しない
つまりレンジ相場とは、下落・上昇どちらの加速メカニズムにおける条件が揃っていない、いわば起動しない状態として捉えることができます。
大口が資金を流入させる土台(順イールド)も、下落・上昇どちらかに積み上がった燃料(OI・清算帯)もまだ用意されていない中で、ポジティブガンマの抑制だけが機能している状態です。
だからこそ、相場は条件が揃い始めるまでどちらにも大きく動けず、レンジで推移し続けます。
出典:TradingView(BINANCE:BTCUSDT)
DVOLの下落だけでは、上昇と判断できない理由
ここで「DVOLが高値から下落しているなら、上昇トレンドの前兆では?」と考える方もいると思いますが、これは一概には言えません。
DVOLが高値圏にあるのは、下落に備えたヘッジ(先物ショートやプットオプションの買い)を市場が保有している状態です。
レンジ相場が長引くと、このヘッジの効果は薄れる一方で手数料負担や含み損リスクだけが残るため、上昇トレンドへの転換がなくても、ヘッジの解消によってDVOLが下落することは頻繁に起こります。
つまりDVOLの下落単体は、上昇加速のサインではないということです。
【まとめ】各フローでの戦略と資本効率の向上について
今回の記事では、ビットコインが上昇トレンドを加速させていく局面において、前回記事で解説した5つのツールがどう動くのかを解説し、2026年3月下旬〜5月上旬の実際の相場で検証しました。
結果として、下落局面の特徴をそのまま反転させた形が、上昇局面でも機能していたことが確認できたと思います。
BTC上昇局面のツール特徴まとめ
- GEXの下値縮小と上値の真空地帯が同時に構築される
- ポジティブガンマの壁の実体突破で、抑制から増幅へ切り替わる
- 実現ボラティリティの順イールドが、動きやすい土台を作る
- DVOLの高値圏推移に、後の反発下落の伸びしろが蓄積される
- ファンディングレートのマイナス転換とOIの蓄積で燃料が整う
ネガティブガンマの代わりに真空地帯、ロングの疲弊の代わりにショートの疲弊、下値の清算の代わりに上値の清算。見方こそ変わっても、仕組みそのものは一貫していました。
ここまでのオプション分析シリーズを通して、上昇・下落・レンジ局面における主要ツールの見方が実践レベルで身についたと思いますが、これは単にパーペチュアル取引での収支を向上させるだけでなく、現物仮想通貨の効率的な運用にもつながります。
| 検討できる戦略 | |
|---|---|
| 上昇 |
|
| 下落 |
|
| レンジ |
|
上昇局面では、利益を最大限に伸ばす戦略を軸に置き、下落局面では枚数を仕込む好機に変え、レンジ局面では待っているだけの時間を追加の収益源に変える。
この3つを事前に準備しておくことで、相場がどちらに動いても、保有資産を遊ばせることなく運用できるようになります。この機会にオプション分析を始めてみてください。
関連ガイド
木田 陽介
株式会社ICHIZEN HOLDINGS|代表取締役
2016年より暗号資産市場へ参入。2019年に暗号資産メディアCoinOtaku(現CoinPartner)の代表に就任。2020年に同社の株式譲渡を行い、上場企業傘下で暗号資産事業を経験。2025年より株式会社ICHIZEN HOLDINGS代表に就任。現在は暗号資産レンディングサービス「HyperLending」の運営および自己勘定でのトレーディングを統括し、オプション市場を含めた相場分析を日次で配信している。
※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資行動を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。



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