JVCEAが国内仮想通貨市場の最新データを公開 現物取引数量が過去最低・XRPを含めた保有数量増加
- JVCEA、国内仮想通貨市場の最新データを公開
- JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)は11日、仮想通貨交換業者18社の最新会員統計情報を公開(8月版)。国内で現物取引量が全体的に増加(最も増加したXRPは前月比で1億4500万増)、現物の取引量では年初来最低値を記録した。
JVCEAが国内仮想通貨市場の最新データを公開
JVCEA(日本仮想通貨交換業協会)は11日、仮想通貨交換業者18社の最新会員統計情報を公開した。新たに追加された8月のデータでは、国内仮想通貨の保有数量が全体的に増加した傾向が見られたほか、現物・証拠金取引ともに取引数量が減少したことが明らかになった。
国内仮想通貨市場の現物取引高は5866億61百万円(30%減)、証拠金取引高は4兆998億65百万円(70%増 ※数量は減少)となった。
6月にビットコイン価格の年初来高値更新とともに19年のピークを迎えた仮想通貨市場では、7月から8月にかけて見られたビットコインの反落で投資家心理が悪化。すでに軟調な相場を継続していたアルトコインも連れ安する相場状況が見られていた。
仮想通貨市場のドミナンスデータから確認すると、9月2日にBTCドミナンスが70%を記録、8月はアルトコイン市場がより厳しい状況にあったことがデータからわかる。
国内市場では買い増し傾向
今回新たに公開された8月の国内市場データでは、BTCが2000BTCほど増加する傾向が確認されたほか、劣勢に立たされていたアルトコインでも買い増し傾向が見られた。データが公開されたアルト5銘柄のうち、ライトコイン(LTC)を除いた4銘柄が前月比で増加。XRPとモナコインは、今年最大の保有数量を記録した。
顕著な買い増し傾向が見られたXRPでは、前月比で1億4500万XRP増加した。(XRP価格は9月中旬に一度高騰、現在は8月と同水準で推移)
一方、現物の取引量が国内で年初来最低値を記録。現物を取引する傾向が大きく減退したことが明らかになった。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します