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Fracton Ventures、業界著名人3名をアドバイザーに迎え企業向けデジタルアセット戦略を強化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Fracton Venturesは12日、クリプト及びデジタルアセット領域に精通する著名人3名をアドバイザーに迎えたと発表した。

就任したのはa16z等から2,800万ドル以上を調達したブロックチェーンインフラ企業Syndicateの共同創業者Will Papper氏、アジア最大級のクリプトVCファンドFenbushi Japanを率いる段璽(Andy Dan)氏、元bitFlyer代表取締役でJVCEA会長も務めた三根公博氏の3名。

Fracton Venturesは国内発のCrypto特化型インキュベーター・ベンチャースタジオ。2021年以降、累計50以上のプロトコルと創業者を支援してきた。現在は企業がETHやステーブルコインなどデジタルアセットを財務・事業戦略に組み込む支援へと活動領域を拡大しており、今回のアドバイザー招聘はその強化策と位置づけられる。

3名の専門性と役割

段璽(Fenbushi Japan 代表社員)

Fenbushi Japan 代表社員

アジアにおけるエコシステム拡大とファウンダー支援を担う。ソニーグループ出身で、2014年から中国最大級のEthereumコミュニティ「EthFans」を共同創設。HashKey Groupの初期メンバーとしてHashKey Japanの日本進出をリードした経歴を持つ。

現在はFenbushi Japanを拠点に暗号資産ファンドの運用と有望スタートアップのインキュベーション支援を行っており、そのネットワークをFractonのファウンダー発掘・育成に活かす。

Will Papper(Syndicate共同創業者)

Syndicate 共同創業者

グローバルな視座の注入とコミュニティ活性化を担う。ConstitutionDAOで4,300万ドル規模のバイラルな資金調達を主導し、NounsDAOにも積極参加するなどDAO分野での実績が豊富だ。

Syndicateはa16zやElectric Capitalから2,800万ドル以上を調達し、スタートアップからフォーチュン500企業まで幅広いクリプトプロジェクトへサービスを提供する。ロールアップや開発者ツール領域に知見を持ち、Fractonのファウンダーコミュニティにグローバル水準の視点を共有する。

三根公博(株式会社finoject 代表取締役 CEO、JPYC株式会社 社外取締役)

株式会社finoject 代表取締役CEO/JPYC株式会社 社外取締役

大企業・伝統金融との連携による社会実装を担う。一橋大学法学部卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行し、その後マネックス証券やbitFlyer代表取締役社長などを歴任。

2018年のコインチェック買収に際して業務改善命令の解除や暗号資産交換業登録に従事した実績を持つ。現在はJPYC社の社外取締役を務めるなど、伝統金融とクリプトの接点に立つ存在として、Fractonへの大企業・金融機関のアライアンス構築を主導する。

Ethereum Japan WG設立イベントに登壇

3月9日、一般社団法人Ethereum Japanが設立した「Digital Assets Working Group」の記念イベントにFracton Venturesも登壇した。

同WGは、国内企業によるRWA(現実資産のトークン化)やステーブルコインのオンチェーン利活用の推進を目的とし、権限管理・資産計上・KYC対応など実務上の標準基準策定を目指す取り組みでメンバーとして参画している。

同社はFracton Venturesの活動をあらためて紹介。インキュベーションプログラムで多数のプロトコルと創業者を支援してきた実績を説明するとともに、エコシステム構築への注力姿勢を示した。

また「イーサリアムには日本を含め世界的にBDに相当する存在がいない。企業が誰に話せばいいかわからないという状況が今も続いている」と指摘し、Fracton Venturesがその橋渡し役を担う重要性を強調。Ethereum Japanと共同主催する「ETH Tokyo」や月次の技術ミートアップなど、継続的なコミュニティ活動にも触れた。

同WGは3月にキックオフを実施し、有識者との議論と国内企業へのヒアリングを開始。6月には国内企業のEthereum活用における課題整理とNext Stepsをまとめたレポートを公開予定で、9月のETH Tokyo、11月のDevconでも進捗報告を行う計画だ。

関連: Ethereum Japan ワーキンググループが発足「国内企業のRWA参入に共通基準を」|WG設立記念イベント

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