カナダ政府後援のビットコインマイニング企業が破産申請 多額の負債が原因か
カナダのマイニング企業が破産
カナダ政府が後援するビットコイン(BTC)マイニング企業Great North Dataが、多額の負債を抱え、破産の申し立てを行なった。
460万カナダドル(約3億8000万円)の保有資産に対し、1320万カナダドル(10億9000万円)の負債を抱え、破産申請を行なっていると、CBCが報じた。
事例としてあがった、大西洋沿岸諸州の経済発展のために雇用創出を支援するカナダ大西洋地域開発庁(ACOA)には、28万1675カナダドル(約2325万円)の債務がある。ACOAは2015年後半に、同社に50万カナダドルを提供したと報じられている。ACOAは同社とコンタクトをとり、破産に関する手続きを密接にフォローしているという。
Great North Dataのホームページは現在はアーカイブしか閲覧できない。そこには2013年に設立されたことや、スタートアップ企業として事業を開始し、カナダ大西洋地域でデータ処理の大手企業まで成長したことなどが書かれている。
なぜ同社が倒産したのかは明らかになっていないが、電力の使用や雇用創出、騒音といった苦情を受けていた。
一方米国では、仮想通貨のマイニングへの関心が高まっている。Bitmainや、仮想通貨業界の最大手持株会社であるデジタルカレンシーグループ出資のLayer1など、テキサス州にマイニングファームを建設する計画がある企業は多い。先月は、ドイツのBTCマイニング企業Northern Bitcoin社が、米国Whinstone社と合併し、テキサス州に世界最大級のマイニングファームを建設する計画が発表された。
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