イーサリアム基盤の分散型取引所、2019年の出来高は2500億円超

イーサDEXの出来高

イーサリアム基盤の分散型取引所(DEX)における2019年の出来高は、23億ドル(約2510億円)を超えている。

本内容は、イーサリアムの分析サイト「Dune Analytics」が19日に公表したデータから明らかになった。

出来高上位3つのDEXは、IDEX、Oasis、Kyber。1位のIDEXのボリュームは8億4500万ドル(約920億円)超で、続いてOasisが4億9100万ドル(約540億円)、Kyberが3億7500万ドル(約410億円)となっている。

イーサリアム基盤のDEXでは過去7日間、週間出来高が約60%増加し、4900万ドル(約54億円)を記録。この7日間で最も多くのトレーダーが利用しているのもIDEXで、取引に利用されたアドレス数は2582である。

一方、IDEXを「分散型取引所」と認めない業界人も多く見られる。

約1年前にローンチされたばかりのUniswapは、2016年から2017年にかけてローンチしたIDEXやOasisに比べるとまだ新しいが、この3ヵ月に渡って市場におけるシェアが大幅に増加している。9月の15.5%だった市場占有率は、12月9日には31.9%まで増加しており、今月初めには40%に及んだ。一方、Oasisと0xは同期間の市場シェアが停滞している。

なお、11月18日にDefiプロジェクトMakerDAOが複数の資産で担保できるステーブルコイン「Dai」(Multi-Collateral Dai)をローンチした時は、全DEXで出来高が急増した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

著者

Celia Wan

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