バーガーキング、「ベネズエラ」でもビットコインなど6種類の仮想通貨決済を導入

2020年内に国内全ての店舗に導入目指す

ベネズエラ国内の「バーガーキング」が、ビットコイン(BTC)やEthereum(ETH)、BinanceCoin(BNB)などの仮想通貨決済を開始する計画が明らかにした。中南米でビットコインATM事業を展開する「Cryptobuyer」と提携して計画を進める。

昨年12月31日からベネズエラの大都市カラカスのショッピングモール内の1店舗で試験的な導入が開始されており、2020年内に国内の40箇所全ての店舗で仮想通貨決済を開始することを目指している。試験導入ではBTC、Ethereum(ETH)、Litecoin(LTC)、Tether(USDT)、BNB、DASHの6通貨での決済が可能だ。


バイナンスCEOのCZはこのBNBの採用に対し、Twitterで「バイナンスバーガー(BNBurger)を食べるつもりだ」と反応、採用通貨への感謝の意を表した。


バーガーキングはスロベニア、ドイツ、オランダでもビットコインやビットコインキャッシュ(BCH)などの仮想通貨決済に対応しており、世界的な決済導入を進めている。

関連スロベニアの「バーガーキング」 ビットコインキャッシュ(BCH)などの仮想通貨決済に対応

ベネズエラの情勢

ベネズエラではハイパーインフレが続き、政府が原油を裏付け資産とした仮想通貨「ペトロ」を発行するもあまり普及が進まないなど、仮想通貨の実需が大きい状態にある。

今回バーガーキングと提携したCryptobuyerのCEO Jorge Farias氏はこれについて以下のように述べている。

ベネズエラではハイパーインフレ、資金不足、銀行業や通信インフラの老朽化など、現実世界へ暗号通貨ソリューションを導入するのに最適な状況が混在している。暗号通貨を決済手段として利用しようとする政府の取り組みと相まって、これらの最先端技術の利用と採用が促進されるだろう。

参考:Dash公式ブログ|DashとCryptobuyerがバーガーキングベネズエラにサービスを提供するためのパートナーシップを発表

CoinPostの注目記事

スロベニア国内の「バーガーキング」はBCHやGoCトークンでの決済受付を開始した。利用可能な店舗数は今後増加する予定だ。
南米最大のビットコイン市場であるアルゼンチン・ベネズエラ両国において、先週のBTC出来高が最高記録をつけた。超インフレや通貨危機などの状況に置かれる国に仮想通貨の需要が見られる。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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