「デジタル人民元の基本設計が完了」 中国人民銀行が最新情報を発表
デジタル人民元の最新情報
中国の中央銀行である中国人民銀行(PBoC)が、デジタル人民元の基本設計が完了したと発表した。
基準の策定や機能の研究・開発といった基本設計が終了したことをPBoCが発表したと、中国メディア「JRJ.com」が10日に報じている。PBoCのデジタル通貨リサーチ機関のトップMu Changchun氏は、今後は、安定性、セキュリティ、管理に関する準備を進めると説明しているという。
デジタル人民元に関するPBoCの発表は、今回の報道が最新とみられる。今年に入り、準備が順調に進んでいることは報じられていた。
現時点では、ローンチの日程は不明確なままだ。PBoCは、2020年も着実に開発を進めていくとしか発表していない。
デジタル通貨発行に向けた中国の取り組みは2014年から行われており、デジタル人民元への期待は高い。最初は銀行で利用を開始し、その後に消費者や企業が銀行にウォレットを開設して、利用できるようにしていくという。
デジタル人民元は最初、深センと蘇州でテスト利用を開始すると報じられている。またPBoCはテスト利用に際し、中国工商銀行や中国銀行など、7社の国営銀行や通信業者とパートナーシップを組む。
習近平国家主席の宣言から2ヶ月、中国の国家ブロックチェーンネットワーク第一号の実稼働予定が発表された。テスト期間を経て、4月に実稼働する予定する。その狙いは?
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