フィンテック企業のBux、欧州25カ国に仮想通貨取引の提供を開始 ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など6銘柄が対象

欧州25カ国に仮想通貨取引を提供

オランダのフィンテック企業BUX社は8日、仮想通貨(暗号資産)取引のプラットフォームを新たにローンチしたことを発表した。

BUX社は仮想通貨の取引プラットフォームを通じて、欧州25カ国に仮想通貨取引サービスを提供する予定。以下の6種類の仮想通貨取り扱う。年末にかけて銘柄を増やしていく計画も立てている。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)
  • BUX Token (BUX)

BUX社は、投資をもっと身近にしたいと考えるフィンテック企業で、手数料なしの株取引の分野でサービスを展開。新しい世代の投資家のニーズに対応したアプリの開発を行ってきた。

仮想通貨取引にも事業を拡大したのは、2020年1月。投資プラットフォームBlockportを買収し、自社ブランドの仮想通貨投資アプリ提供への道筋を固めた。

オランダでは、今年1月から仮想通貨企業に対し中央銀行への登録を義務付けており、規制の先行きに見通しが立ったのも大きい。BUX社は、登録の申請を行い、事業を展開すると説明している。

今回の発表でBUX社のCEOは、「新しい投資家でも容易に金融市場に参入できるようにしている中で、仮想通貨の取引サービスを提供することは自然な流れだった」と述べている。

「BUX Crypto」では、容易に投資が行えるようにするための工夫として、米ドルに両替を行わなくてもユーロで仮想通貨の売買が行えるようにした。ローンチのプロモーションとして先着5000ユーザーを対象に、取引手数料を無料にすることとBUXを付与する特典も設けている。プロモーション終了後は、2500BUXを所有している限り、手数料無料で取引が継続できるという。

BUX社はオランダで手数料無料で仮想通貨取引ができるのは、このプラットフォームだけだと主張している。

参考資料 : BUX社

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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