ビットコイン大幅続落、米ヘッジファンドアナリストは短期天井を示唆
トレンド転換サインが点灯
投資助言会社Hedge Fund TelemetryのThomas Thorntonは、ビットコイン(BTC)が急騰した4月29日、3月のコロナショックで暴落以来続いてきたビットコインの大幅反発について「頭打ちが近い」との見方を示し、トレード戦略を変更した。
同氏は4月29日のツイートで、トレンド転換を示す「TDシーケンシャルインジケーター」を用いて分析を行った
中・長期のトレンド転換を示唆する「13」がカウントされたとして、保有するロングポジションを半分減らし、残りのロングポジションに関してストップロス(損切り)ラインを引き上げたと説明。
TDシーケンシャルインジケーターは、米国のTomas.R.DeMarkが開発したもので、相場において天井と底、つまりトレンド転換を示すインジケーターとして知られる。
Thomas Thorntonは、5月1日ツイートでも売りシグナル出ているとして、下落に転じる可能性を示唆していた。
4月下旬にかけて急騰、30日には一時100万円台を回復したビットコイン(BTC)であるが、短期間に大きく急騰した反動でRSIが傾くなど過熱感も指摘されていた。5月4日16時時点では、前日比3.85%安の92.6万円(8640ドル)と続落している。
このまま続落するか、調整の範疇で切り返して高値更新を目指すのか、半減期まであと7日に迫るビットコインに対し、市場の関心はますます高まっている。
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