はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン大幅反発、海外投資家が着目していた買いシグナル『赤の9』とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況

世界各国での新型コロナウイルス(COVID-19)アウトブレイクの影響で、揺れる金融市場。

観光業などインバウンド需要に直撃するほか、中国内の工場稼働率半減、及び生産能力半減に伴い、各国の関連企業におけるサプライチェーン(供給網)も大きな混乱を招いている。

これを受け、日銀の黒田総裁は18日、「新型コロナウイルスの感染拡大がいつピークアウトするかが、今後懸念すべき最大の不確実性だ」とし、新型肺炎が、景気及び物価動向に影響を与えるおそれが高まれば「躊躇なく追加的な(金融緩和)措置を検討する」と表明した。

ビットコイン(BTC)市況

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、前日比4.3%高の111.8万円まで急反発。 昨日まで調整局面にあったが、半減期相場への期待感から押し目買い意欲の高さを改めて示した。

テクニカル面では、1,000ドル級の調整局面で頭を押さえ付けられていたトレンドラインを抜けたほか、下値支持線のある9,600ドルで反転、上値抵抗線のある9,800ドルを反落せずに抜けたことで、続落を見越したショートのロスカットを誘発し、大きく上値を伸ばした。

このまま高値更新すれば、結果的には”高値掴みの振い落とし”と見ることも出来るが、抜けきらずに調整局面が継続となる可能性もあり、足元不安定な相場環境は当面続くものとみられる。

先導しやすいイーサリアム(ETH)動向

先行指標にされやすいイーサリアム(ETH)の先んじた反発もBTCの追い風となった。

ETHは、来るべきPoS移行(ステーキング需要)を含むETH2.0への思惑を背景に価格高騰と出来高増に繋がっており、世界最大の仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXにおける、ETH/USDの無期限スワップ取引がBTC/USDを牽引するなど、投機筋の関心が集まる傾向にある。

関連:ビットコイン(BTC)大幅続落も、モナコインとイーサリアムが堅調な背景は?|仮想通貨市況

また、調査機関バイナンスリサーチによる「仮想通貨時価総額TOP20」のリターン相関(集計期間:2019年1月1日〜2020年1月1日)によれば、基軸通貨ビットコイン(BTC)に対する相関率は、イーサリアム(ETH)が0.86と抜きん出ており、年間を通してビットコイン(BTC)とほぼ連動していることを示している。コスモス(ATOM)の0.31、チェーンリンク(LINK)の0.32、Tezos(XTZ)の0.4と比較すると一目瞭然と言える。

出典:バイナンスリサーチ

関連:「仮想通貨ビットコイン相関はETH0.86、XTZ0.35」=バイナンスリサーチ

TD Sequentialで買いシグナル点灯

海外トレーダーCryptoHamster(@CryptoHamsterIO)は、ビットコイン(BTC)9600ドルの反発局面で、TD Sequentialの4時間TFにて「赤の9」が出たと言及。「個人的には(このインジは)あまり信頼していない」と前置きした上で、気になるシグナルだとした。

その後、ビットコイン(BTC)は、一時10,200ドルまで急反発しており、同氏の予感は的中した。

TD Sequentialは、米国の著名アナリスト「トム・デーマク」が開発したインジケーターの1つで、トレンドサイクルの転換点を掴むためのものとされている。

その信頼性はまだ確立し切れていないように思えるが、別の海外トレーダーCryptoISO (@crypto_iso)は、4時間足のインジケーターとしては(無論100%ではないものの)TD Sequentialにおけるシグナル『9』は信頼性が高いと評価。

テクニカル分析(先日の下落は上昇ウェッジ下放れの見立て)と併用して、相場判断に役立てていることが伺える。

拡大図(青の9:青丸 赤の9:赤丸)

CoinPostの関連記事

仮想通貨のPoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは|PoWとの違いとメリットを解説
イーサリアムのPoS移行により、関心が高まるプルーフ・オブ・ステーク。ビットコイン(BTC)で採用されるPoWとの違いやPoSのメリットについて詳しく解説。
仮想通貨ステーキングとは|初心者でもわかる「報酬」の仕組み
仮想通貨イーサリアムのPoS採用予定や大手仮想通貨取引所コインチェックのサービス開始で、国内外で一気に認知度が高まることとなったステーキングについて、実際の利率など詳しく解説。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 水曜日
08:15
シャープリンク、300億円相当のイーサリアムをLinearに展開 ステーキングで収益化
仮想通貨ETH保有企業シャープリンクが300億円相当のETHをライネア上で展開。ステーキングとリステーキングで収益を最大化する戦略。
07:30
トランプ氏のSNS「Truth Social」、予測市場をローンチへ
トランプ米大統領のSNSと呼ばれるTruth Socialの運営企業は、予測市場をローンチすることを発表。仮想通貨取引所Crypto.comと協業し、近くベータ版をローンチする。
07:10
ポリマーケットが米国で再開予定 11月末までにスポーツ予測市場開始か=報道
予測市場プラットフォームのポリマーケットが数週間以内に米国で事業を再開予定。スポーツ賭博を中心に11月末までの取引開始を目指している。
06:45
CZとマイケル・セイラーが12月ドバイで登壇 バイナンス主催「Binance Blockchain Week 2025」
バイナンスが12月3-4日にドバイで開催する2025年ブロックチェーン・ウィーク。セイラー氏のUAE初講演、CZ氏の登壇など業界著名人も集結。
06:45
米上場のビットコイン保有企業セクアンス、166億円相当BTCをコインベースに入金 mNAV改善目的か
米国の上場ビットコイン保有企業セクアンスは970BTCをコインベースに送金した。ビットコイン戦略的備蓄開始以来初めての大規模な送金となり売却の可能性が浮上。
06:20
イーサリアム「フサカ」、テストネット最終段階に 12月実装に向けて
イーサリアムの次期ハードフォーク「フサカ」は29日にフーディテストネットで稼働を開始した。年内のメインネット実装に向けた最終段階で、12月3日の実装が予定される。
06:10
フランスでビットコイン戦略的備蓄法案が提出、デジタルユーロ禁止も
フランスの中道右派政党UDRは仮想通貨に関する包括的な法案を議会に提出した。国家ビットコイン戦略的備蓄の創設とデジタルユーロの禁止を求めている。
05:45
米送金大手ウエスタン・ユニオン、ソラナ上でUSDPT発行計画 来年上半期目処に
米送金大手ウエスタン・ユニオンは2026年前半にソラナ基盤のステーブルコインUSDPTを発行する計画を発表した。
05:30
上場初日のソラナステーキングETF、今年新規上場ETFの中で出来高最多 85億円に
ビットワイズのソラナ・ステーキングETFは火曜日に取引を開始し、初日に約2.2億ドルの資産(AUM)を集めた。今年のETF上場の中で最も多い取引量を記録している。
10/28 火曜日
18:26
EVM・非EVMアドレス統合で一層便利に、メタマスクがマルチチェーン本格対応へ 
仮想通貨ウォレット大手メタマスクが10月28日、マルチチェーンアカウント機能を発表。1つのアカウントでイーサリアム、ソラナ、ビットコイン(近日)を管理可能に。独自トークン発行への期待も高まる。
15:40
東証上場TIS、アバランチ活用のトークン発行支援始動 ステーブルコイン・セキュリティトークンに対応
TISとAva Labsが28日、AvaCloudベースのトークン発行プラットフォームを提供開始。前日にJPYCが正式発行され関連銘柄が急騰。金融機関や企業のアセットトークン化を支援。
14:19
メタプラネット、自社株買いへ ビットコイン担保で最大5億ドル調達
メタプラネットが自己株買い枠(上限750億円)を新設し、BTCを担保に最大5億ドルの資金枠を確保。 株価がmNAVを下回る局面で資本効率の改善と株主還元を狙う。
14:10
コインべースが伝統金融大手2社と提携、決済・融資分野でステーブルコイン活用拡大
米取引所最大手のコインベースが、大手銀行Citiと資産運用会社Apolloとの戦略的提携を発表した。Citiとは24時間365日対応の仮想通貨決済機能を、Apolloとはステーブルコイン活用の信用投資戦略を共同開発する。
13:55
ソラナ共同創設者、レイヤー2安全性を疑問視 ヴィタリックらの議論を受け
ソラナ共同創業者のヤコヴェンコ氏が、イーサリアムL2のセキュリティ継承に疑問を呈し、ブテリン氏らと公開論争に発展。マルチシグによる中央集権的リスクを指摘し、478億ドルのTVLを抱えるL2の安全性が焦点に。
13:35
カナダ、ステーブルコインの枠組み構築を加速 米国政策に足並み
カナダ政府が11月4日の連邦予算でステーブルコイン規制導入を急ぐ背景を解説。米国のジーニアス法成立を受け、金融主権の維持と資本流出阻止のため、規制の空白を埋める必要性に迫られている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧