次世代イーサリアムのセキュリティ強化、財団が専門チームを発足へ

イーサリアム2.0の新チーム

イーサリアム財団が次期大型アップグレードのイーサリアム2.0(ETH2.0)のためのセキュリティチームを発足する。

財団リサーチャーJustin DrakeがSNSに掲載した内容によると、現在複数の専門家を募集している。

専門家の具体的な関連業務は、バウンティハンティングや、インシデント管理、ファジングテスト、暗号化アルゴリズム検証などのセキュリティタスクで、サイバーセキュリティのリスクやクリプトエコノミクスにおける問題を研究する役割を担うことになる。

すでにETH2.0のクライアント側は、ファジングテストを含む一部のセキュリティ検査を行なっているが、今回は財団主導のETH2.0に向けた進展だ。

上述のセキュリティ内容以外、全体ネットワークの経済モデルに対応できる専門家も募集対象になっている。

セキュリティ性に力を入れている理由は、ETH2.0のフェーズ0のローンチが近くなっていることが理由に挙がる。先日、財団は2つの「アタックネット(コントロールされた環境下で意図的なネットワーク攻撃を実行できるように設計されたセキュリティテスト)」を立ち上げ、ETH2.0のテストネットへ攻撃を試みるよう世界のホワイトハッカーに呼びかけていた。すでに発見された一部の脆弱性が確認されたという。

また、ETH2.0に向けた最終テストネット「Medalla」は8月4日にローンチされる予定だ。

参考:Justin Drake

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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