アルゼンチン移民局がランサムウェア被害 身代金にビットコイン要求

国境の通過が4時間停止

アルゼンチン移民局が、ランサムウェア攻撃を受けて機能不全に陥り、4時間にわたって国境の通過を停止した。コンピューターヘルプサイトのBleeping Computerが6日、報じた。

ハッカーは盗み出したデータの身代金として200万ドル相当のビットコインの支払いを要求していた。

身代金は1週間で400万ドル相当(355BTC)まで増加したが、移民局は支払いに応じておらず機密情報、個人情報、企業情報は漏洩していないと主張している。

Netwalkerランサムウェア

今回のランサムウェアは「Netwalker」と呼ばれるもので、盗み出した情報を暗号化によってロックし、解除のために身代金を要求する、というものだ。身代金は一般的にダークウェブ上の支払いサイトでビットコインや匿名通貨などにて要求される。

また、今回は盗み出されたデータのスクリーンショットが掲載され、指定期間内に身代金の支払いがなければデータを公にするという脅迫も付いている。

Bleeping Computerはデータの機密性からスクリーンショットの掲載を控えている。Netwakerは2019年8月に初めて検出されてから増加が続いているランサムウェアで、最近ではカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)が被害に遭わされ身代金の要求を飲んだ事件があった。

関連ランサムウェア被害の身代金、1.2億円のビットコイン要求飲む 米UCSF大学

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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