リップル社のxRapid利用によるXRPの流動性確保の方法
- XRPの流動性
- 流動性は、あらゆるビジネスにおいて極めて重要なファクターです。新興国市場への支払いにおける流動性コストを最小限にするためのソリューションである「xRapid」は、全ての通貨ペアで、リアルタイムかつ低コストな取引を提供することを目標としており、リスクを軽減しつつ、支払い能力を最大限解放することを可能にします。
XRPの流動性解決策とは
リップル社は、公式ブログを通して「xRapid」を使用したXRPの流動性を解決するための重要情報を公表しました。
いかなるビジネスにおいても「流動性の確保」は非常に重要な要素であり、価値を変動させずに、ストレスフリーな資産の取引を行う上でも必要不可欠です。
流動性は、資産を現金に換金する簡単な方法として表現することもできます。
これらを念頭に置いた上、リップルチームが流動性に関する解決策を見出したことは、金融市場において大きな前進となるでしょう。
リップル社の公式ブログによると、同社が提供するxRapid解決策は、独自のxRapidを使用することで高い流動性を確保、提供できるようになるとの説明があります。
xRapid利用の恩恵
xRapidの利用により、全ての通貨ペアで「リアルタイムかつ低コストな取引」を提供することで、リスクを軽減し、支払い能力を最大限発揮できます。
国際取引が処理される前に、現地通貨建てで決済する際の、当方勘定である「ノストロ口座(Nostro Acct.)」に予め現金を入れておくのは、流動性を確保する上で非効率的であり、非常にコストのかかる方法です。
ノストロ口座の残高には、多額の資金が眠っているとされていますが、その大半が循環せず、本来効率的に使用できるはずの資本を固定させてしまうという問題があります。
この「ノストロ口座」問題を回避し、コストの削減を進め、あるいはさまざまな形式の流動性を高めるため、デジタル資産は優れた代替品となるのではないでしょうか。
デジタル資産は、あらゆる送金において、迅速かつ経済的に必要な通貨に変えることのできる多目的通貨として機能します。
デジタル資産は、異なる取引における問題を迅速に解決する必要があり、解決のための唯一の手段が「XRP」であるとされています。
そういった意味で、XRPは他とは一線を画すデジタル資産であり、決済スピードなどビットコインの基本性能を遥かに凌駕しているのです。
XRPの特長の一つは決済スピード
ビットコインは、取引処理に約60分かかり、トランザクションは16/秒が限界であることからも、決して迅速な部類ではありません。
対してXRPは、秒間1,000以上のトランザクションを処理することができ、国際的に使用されているクレジットカードである「Visa」のような主要決済ネットワークの速度を追従しています。
XRPの取引は迅速かつ効率的であることで、送金者のボラティリティ(相場変動性)リスクを軽減し、遅延なく送金を完了することが出来るのです。
一方で、ビットコインは取引処理速度の問題から、さまざまな取引能力においてデジタル資産としての安定性に関しては欠けていると言えます。
その点「xRapid」であれば、XRPという独自のデジタル資産の流動性を低コストで提供することができます。
さらに、少ない資産で高い流動性を実現する手助けとなり、金融機関や決済企業の顧客に対し、最大限の顧客体験を提供することを実現出来るのです。
最後に、リップル社のCEO「Brad Garlinghouse」氏は、xRapidに対して、以下のような説明を行いました。
『xRapidは、デジタル資産として”リアルタイムの流動性”を持つソリューションとして設計されている。』
『例えば、Bank of Andyのような銀行が、$1(約104円)のXRPを購入した場合、10秒足らずでアルゼンチンの取引所に送金、他市場であるアルゼンチンペソの流動資産を購入することができる。』
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