
XRPとソラナのETF上場
資産運用企業ProSharesは15日、暗号資産(仮想通貨)のXRPとソラナ(SOL)のETFを米国でローンチしたことを発表した。
XRPのETFの名称が「ProShares Ultra XRP ETF(UXRP)」で、ソラナの方が「ProShares Ultra Solana ETF(SLON)」。この2つのETFはそれぞれXRPとソラナの先物で運用され、現物に投資するものではない。
UXRPとSLONは、それぞれXRPとソラナの日間パフォーマンスの2倍の利益を目指す金融商品。指数には、ブルームバーグのインデックスを使用する。
今回の発表で、ProSharesのMichael L. Sapir CEOは以下のようにコメントした。
仮想通貨が広く受け入れられるようになるにつれて、投資家は次世代のブロックチェーン技術へのエクスポージャーを得るために、ソラナやXRPのようなプラットフォームに関心を持つようになった。
SLONとUXRPは、それぞれレバレッジを効かせたソラナとXRPへのエクスポージャーを、より容易に獲得できる機会を提供する。
エクスポージャーとは
投資家や機関の保有する金融資産のうち、価格変動リスクやカウンターパーティリスク等に直接さらされている金額や残高、比率のこと。
ProSharesは、ETFなどの多様な仮想通貨関連商品を提供する企業。他にも株価指数に関連するETFも提供しており、運用資産額は合計850億ドル(約13兆円)超に上る。
最近では今年4月、ProSharesがXRPの先物ETF3商品を上場する計画が明らかになっていた。この中に、「ProShares Ultra XRP ETF」という名称で、XRPの日間パフォーマンスの2倍の利益を目指す金融商品も含まれていた。
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