はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン最高値1700万円突破 さらなる相場の上昇余地見込めるか|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今週の週次レポート

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週の週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は上昇基調となり、11日正午時点で1700万円を回復し史上最高値を更新している。

週明けのBTC円は米金利の上昇とドル円相場の上昇に板挟みとなり、1500万円台後半で揉み合う展開となったが、8日には長期金利の上昇や、6月の米消費者インフレ期待の低下を受けて1600万円乗せを窺う展開となった。

9日は東京時間から欧州時間にかけて小動きが続いたが、6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表されると、当局者の間で関税の影響に対する見解が割れていたことが明らかとなり、利下げ期待が相場を1630万円まで押し上げた。

翌10日の米国時間には、米国株相場が堅調に推移する中、米財務省と国税局がDeFiなどに対する顧客取引情報の提出規則の撤廃を発表し、規制緩和期待によって相場は1650万円を突破。11日未明にはショートカバーを伴って1700万円に肉薄すると、東京時間も買い優勢となり、1717万円まで上昇している。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

先週のBTC対ドル相場の下降チャネルブレイクアウトはやはりダマシとなったが、今週は粘り腰を発揮し、綺麗に保ち合い上放れとなった(第2図)。

来週の米下院金融サービス委員会による「クリプトウィーク」を待たずして、FRBの利下げ期待と規制緩和期待が相場の支援となった格好だ。

ステーブルコインに関する「ジーニアス法案」、暗号資産の大部分を有価証券区分から除外する「クラリティ法案」、それから「反CBDC監視国家法案」が来週から審議される予定となっており、米国における暗号資産規制の明確化と緩和への期待感が引き続き相場の支援材料となるか。

【第2図:BTC対ドルチャート(日足)】
出所:Glassnodeより作成

また、DeribitのBTCオプション市場では、10日の相場上昇を受けて12万ドルと13万ドルストライクで建玉が増加。プットコールレシオもやや強気に傾き始めており、短期的にはもう少し相場の上昇余地がありそうだ。

ただ、来週は15日に6月の米消費者物価指数(CPI)、16日に卸売物価指数(PPI)の発表を控えており、セントルイス連銀のムサレム総裁は10日、6月分のインフレ指標からトランプ関税の影響が出てくる可能性を指摘した。

市場としては、FOMC議事要旨の内容から一定の当局者は関税の影響が一時的にとどまると想定していることが明らかとなっており、6月のインフレ加速はそれほどサプライズとはならないと指摘されるが、仮にインフレが加速すれば再度鎮静化に向かうまで利下げ期待は後退する可能性もある。

目先のBTCは保ち合い上放れによるトレンドフォローの買いや規制緩和期待で引き続き確りとした推移が見込まれるが、米インフレ再燃による金利の上昇には注意しておきたい。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

関連:ビットバンクプラス公式サイト

過去のレポート一覧

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:15
ハック被害のソラナ基盤ドリフト、テザーなどから最大230億円超の支援
仮想通貨ソラナのブロックチェーン基盤のドリフトは、不正流出被害について現状を報告し、テザーなどから最大230億円超を支援してもらうことを発表。ユーザーへの補償計画などについて説明した。
07:45
アダム・バック、ビットコインの量子耐性移行に慎重姿勢
ブロックストリームCEOのアダム・バック氏が、ビットコインの量子耐性アップグレードについて慎重な段階的導入を支持。サトシ・ナカモトの資金凍結も辞さない強硬な「BIP-361」に対し、BitMEXリサーチが提唱する「カナリア方式」など、開発者間で議論が激化している。
06:45
XRP現物ETF、15日に27億円以上純流入 過去2番目規模
仮想通貨XRP価格が過去1週間で7%上昇しビットコインやイーサリアムのパフォーマンスを上回った。XRPの現物ETFが4月15日に27億円超の純流入を記録し機関投資家の復帰を示唆している。
05:55
マスターカード、AIエージェント決済に本格参入
決済大手のマスターカードが、AIエージェント向け決済ソリューション「Lobster.cash」との連携を発表。「エージェント型コマース」の普及を加速させ、投資家が注目する新たな成長市場を牽引していく狙いだ。
05:45
モルガン・スタンレー『 MSBT』、初週で160億円超の純流入 ビットコインETF市場で競争激化
モルガン・スタンレーのビットコイン現物ETF「MSBT」が初週で100億円を超える資金流入を記録。同行はデジタル資産をコア事業に統合し、ウォレット・カストディ・決済インフラの刷新を進めている。
05:00
サークルCEO、「中国による人民元ステーブルコイン発行は3~5年で可能」と予測=報道
世界最大規模のステーブルコイン発行企業サークルのアレールCEOが人民元ステーブルコイン発行の可能性を言及。国際貿易でのデジタル決済導入が進む中、通貨の国際競争が技術的競争へ転換していると分析。
04/16 木曜日
17:55
ビットコインマイナー保有量が今サイクルで6.1万BTC減少=CryptoQuant
クリプトクアントのデータによると、今サイクルでビットコインマイナーの保有量が約6.1万BTC減少。ライオット、マラソン、コアの3社が計約1.9万BTCを売却した。
16:28
米シンクタンク、ビットコイン課税制度の抜本改革を提言
米カトー研究所がビットコイン課税制度の問題点を指摘。日常決済のたびにキャピタルゲイン税申告が必要な現行制度を批判し、抜本的な改革案を提言した。
15:45
不動産投資家グラント・カードン、400BTC追加購入を表明 ビットコイン財務戦略の一環
米不動産投資家グラント・カードンがXで500戸取得と400BTC追加購入を表明。不動産収入を原資とするビットコイン財務戦略の一環。
15:13
バイナンスジャパン、新規カード入会キャンペーン開始 1万円利用で先着1500名にBTCを付与
バイナンスジャパンがBinance Japan Cardの新規入会キャンペーンを開始。10,000円利用で1,650円相当のビットコインが先着1,500名にプレゼントされる。
13:50
ビットコイン、市場安定化の兆しも依然として確信欠如 7.8万ドルの天井突破に課題か=Glassnode分析
ビットコインは74,000ドル付近まで回復したものの、Glassnodeは「フロー主導の脆弱な反発」と分析する。7.8万ドルの真の市場平均突破には強い需要の継続が必要とされている。
13:10
トランプ一族関与のWLFI、初期投資家のトークン完全解放を4年延長する案を提出
トランプ大統領一族の仮想通貨プロジェクト「WLFI」が初期投資家などのトークン解放を最大4年延長することを提案。投資家からは不満の声も上がっている。
12:29
米CFTCがイラン停戦前の石油先物取引を調査、インサイダー疑惑
ブルームバーグらが報じた米CFTCによる石油先物取引調査。イラン停戦発表前の不審な大規模取引を巡り、カルシやポリマーケットなど予測市場にも規制強化の波が及んでいる。
11:02
ウォーレン米議員、イーロンのXマネーに懸念を表明
エリザベス・ウォーレン米議員はイーロン・マスク氏に、金融サービスのXマネーに懸念を示して書簡を送付。サービス内容や今後の計画などについて質問している。
10:30
ハイパーリキッドHIP-3、建玉が過去最高3800億円突破 株式・商品先物の24時間市場が急拡大
分散型取引所ハイパーリキッドのHIP-3市場が急成長し建玉が3,800億円に到達した。S&P 500など株式や商品先物の24時間取引需要が高まっている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧