はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインが2日連続で史上最高値更新、米株高と規制緩和が後押し|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(7/11 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は7月11日、前日に続いて続伸し2日連続で史上最高値を更新した。背景には、FRB高官による早期利下げ示唆と、米新規失業保険申請件数が7か月ぶりに低水準となったことを受けた株高がある。加えて、米上院が仮想通貨の銀行アクセス改善に取り組むジョナサン・グールド氏を通貨監督官室長官に承認したこと、さらに米財務省が仮想通貨ブローカーに対する取引報告義務を正式に撤廃したことが、規制整備・緩和期待を高め、ビットコイン相場を押し上げたと考えられる。

関連:ビットコイン過去最高値更新 機関投資家の買いが相次ぐ中、アルトコインの買い戻し進む

7月10〜11日相場状況

オプション市場においては、現行価格を上回る12万ドルの建玉が増加し、20,000枚を突破している。プットコールレシオ(PCR)は低下傾向を維持しており、市場参加者の強気姿勢が継続していることがうかがえる。市場参加者はさらなる上昇を織り込んでいる状況である。

一方、現物市場の注文動向を分析すると成行買い注文が上昇の主導役となっており(下画像青枠)、今回の最高値更新は実需に裏打ちされた上昇であると評価できる。

関連:ビットコイン供給ショック、次の急騰で15万ドル到達可能か 利確警戒も

現状分析(7/11日 AM8時)

米下院の「仮想通貨週間」(14〜20日)に対して期待感が高まっている。足元の最高値更新は、株高に加えて、既に実施された規制緩和と今後のさらなる緩和期待が複合的に作用した結果と考えられる。オプション市場では強気ポジションが優勢であり、加えて現物市場における積極的な買いも確認されていることから、ビットコインを取り巻く市場環境は極めて良好であると言える。

特集:ビットコインと仮想通貨関連株はどちらを買うべき?メリット・デメリットを解説

今後の重要な日程

  • 7/14日 米下院「仮想通貨週間」(~20日)
  • 7/15日 米CPI発表
  • 7/17日 米小売売上高
  • 過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    10/11 土曜日
    06:13
    バイナンス創設者CZ氏への恩赦検討が進展 ホワイトハウス内で協議=報道
    バイナンス創設者CZ氏への恩赦に関するホワイトハウス内の協議が進展していると報道された。トランプ大統領は恩赦に前向きだが体裁を懸念する声も。
    05:45
    ビットコイン暴落、1200億円規模のロスカット発生 トランプの対中100%関税追加を受け
    トランプ大統領が中国製品への関税大幅引き上げを警告し仮想通貨市場が大幅安に。ビットコインは3.3%下落し市場全体で1250億ドル超の時価総額が消失した。
    10/10 金曜日
    16:47
    ジャック・ドーシーのブロック社、ビットコイン決済・ウォレットソリューション「Square Bitcoin」提供開始へ
    ジャック・ドーシー氏率いる米ブロック社が、Squareで仮想通貨ビットコイン決済・変換サービスを開始する。初年度手数料無料で、売上の一部をBTCに自動変換可能だ。
    16:09
    ビットコイン、2030年までに金と並ぶ中央銀行準備資産に ドイツ銀行が予測
    ドイツ銀行のアナリストらが、ビットコインが2030年までに中央銀行の準備資産となると予測した。ボラティリティ低下や規制整備が進む中、ビットコインは、金と共に中央銀行のバランスシートに共存する可能性があると見ている。
    15:23
    カルビー×SNPIT「じゃがりこ」NFTコラボ発表 10月15日から販売開始へ
    ブロックチェーンゲームSNPITとカルビーが「じゃがりこ」NFTコラボを開始。10月15日から段階的に販売。ミントスクロールを使って新カメラBOXを生成可能。価格や販売スケジュールの詳細を解説。
    12:05
    ステーブルコイン史上最大の買収案件か、コインベース・マスターカードが買収競合=フォーチュン誌
    コインベースとマスターカードがステーブルコイン企業BVNK買収で競合している。過去最大規模の20億ドル案件となる可能性。ステーブルコインブームが本格化か。
    11:57
    大口投資家が4億ドル超のビットコインショート、市場は冷静な反応
    暗号資産(仮想通貨)市場では、大口投資家が4.2億ドルのビットコインのショートポジションを構築し市場に警戒感。一方で現物ETFへの資金流入は8日連続で継続。ビットコインは121,000ドル台で推移し、短期的な値動きに注目が集まる。
    11:03
    BitLendingが最高料率10%を出せる理由──J-CAM運営メディアIolite編集長に聞いた暗号資産レンディングの未来
    日本発の暗号資産レンディング「BitLending」。J-CAM・Iolite編集長の八木紀彰氏に、業界最高水準10%の料率を実現する理由とFireblocksによる堅牢なセキュリティ体制、海外展開について聞いた。
    10:18
    ルクセンブルクの政府系ファンド、ビットコインETF投資が明らかに
    ルクセンブルクの財務大臣は、同国の政府系ファンドFSILがポートフォリオの1%を仮想通貨ビットコインのETFに投資していると明かした。政府承認の新たな投資方針を適用している。
    09:47
    アーサー・ヘイズが「ビットコイン相場の4年サイクル」終焉を主張 米中通貨供給に注目
    仮想通貨アナリストのアーサー・ヘイズ氏が、ビットコインの半減期サイクル終焉を予想した。米中の通貨供給変化が価格を左右すると分析し、トランプ政権下での上昇要因を解説している。
    09:32
    ブラックロックのビットコイン現物ETF、BTC保有数量が80万枚超え
    ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETFのIBITは、保有するビットコインの数量が節目の80万BTCを超えた。ビットコインの最大供給量の3.8%超に達している。
    08:00
    Aleo創設者が語る「プライベートスマートコントラクト」の将来性と日本市場への期待|CoinPostインタビュー
    革新的ブロックチェーン「Aleo」を創設したハワード・ウー氏に独占インタビュー。ゼロ知識証明技術の可能性、プライベートステーブルコインの未来、規制当局との連携、そして日本市場への展望を語ります。
    10/09 木曜日
    17:13
    米最大手取引所コインベース開発のBaseが「トークン専門家」を募集開始 独自トークン検討か?
    コインベース支援のイーサリアムLayer 2プロジェクトBaseが「トークン・ガバナンス調査専門家」の採用を開始。独自トークン発行に向けた計画が本格化か。
    16:18
    大手予測市場ポリマーケットに独自トークン発行の可能性、ICE投資後にCEOが示唆
    予測市場大手ポリマーケットのコプランCEO が独自トークン「POLY」発行をXで示唆した。3000億円規模のICE投資発表後のタイミングで憶測が広がっている。
    14:52
    Binance Japan、PayPayと資本業務提携契約を締結 PayPayマネーによる仮想通貨購入サービスを検討
    日本のキャッシュレス決済最大手PayPayが、世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスジャパンの筆頭株主に。40%の株式取得により資本業務提携を実現し、PayPayマネーで仮想通貨を購入・売却できる新サービスを展開予定。7000万人のユーザー基盤と世界2.9億人のBinanceネットワークが融合し、日本のデジタル金融に革命をもたらす提携内容とは。

    通貨データ

    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧