OKEx:BTC先物取引で異常な暴落を検知・取引停止後ロールバックを発表
- OKEx、BTC先物取引でロールバック(処理の巻き戻し)を発表
- 3月30日早朝のOKExのBTC先物取引において、複数のユーザーから異常な取引が検知されました。これにより、OKExは3月30日午前6時以降の先物取引のロールバックを発表しました。同社は法定通貨と仮想通貨間の取引に影響はない、としています。
- OKExは3月29日にも一部通貨ペアでのBCH取引の停止を発表
- OKEx社は3月29日にも、BCHの流動性悪化を理由に、一部通貨ペアでのBCH取引の停止を発表しています。取引は3月30日の午後7時に停止する予定ですが、BCH/BTC、BCH/ETH、BCH/USDTペア間では引き続き取引が可能です。
香港に拠点を置く大手仮想通貨取引所のOKExは、ユーザーの利益を守るため、2018年3月30日午前6時からのすべての先物取引(週1回、週2回および四半期)をロールバック(処理の巻き戻し)することに決めました。
OKExは法定通貨と仮想通貨間の取引に影響はない、としています。
OKExの先物取引で価格操作疑惑、ロールバックを発表
OKExは3月30日、顧客へのアナウンスでロールバックを発表しました。
OKExによると、3月30日の午前6時から午前7時30分の間に、BTCの四半期限月取引価格を操作するため、複数のユーザーが異常なトランザクションを実行しました。
OKExの調査によると、そのユーザーはコストを考慮せずに膨大なポジションをクローズし(売り注文を出し)、価格を異常な水準まで下落させました。
ロールバックは午後4時30分頃に完了する予定ですが、状況によって変更される可能性があります。
なお、法定通貨と仮想通貨間の通常取引に影響はない、とのことです。
3月30日は受渡日であるため、1週間の契約は受渡されますが、2週間と四半期の契約は3月30日午前6時の価格に基づいてロールバック後に受渡されます。
3月30日午前6時以降に先物勘定から現金勘定に資金を振り替えたユーザーのすべての契約もロールバックされます。
3月29日には一部通貨ペアでのBCH 取引中止も発表
今回の報道とは別に、OKExは3月29日、顧客へのアナウンスでBCHトークンの取引を一部通貨ペアで停止することを発表していました。
最近ビットコインキャッシュの流動性が十分確保できなくなったことを原因としています。
取引は3月30日の午後7時に停止する予定ですが、BCH/BTC、BCH/ETH、BCH/USDTペア間では引き続き取引が可能です。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します