仮想通貨カルダノ(ADA)の大型アップデート「Mary」 日本時間3月2日に実施へ
カルダノの大型アップデート、3月1日に実施
仮想通貨カルダノ(ADA)が米時間3月1日、大型アップデート「Mary」をメインネットで実施することが正式に決定された。カルダノの開発プロセスの第3段階「Goguen」への移行がさらに進むことでスマートコントラクト機能が導入され、NFTの作成やDeFi機能の追加が期待される。
カルダノの開発に携わるIOHKは25日、Maryアップデートが3月1日に実行されることを正式に報告。なお時差の関係上、日本時間では3月2日午前6時44分に行われる。
大型アップデート「Mary」は2月初頭、テストネットで無事ハードフォークを完了していた。IOHKによれば、このハードフォークを経ることで、新たにカルダノチェーン上でネイティブトークン(独自のトークン)の発行、マルチアセットのサポートなどの機能が追加される。
カルダノのロードマップによれば、フェーズ3の「Goguen」(ゴーグエン)では、主にスマートコントラクト機能とmulti—currency ledger(複数通貨の台帳)機能などの追加を目指している。カルダノのネットワーク上でNFT(非代替性トークン)や新規トークンの発行などが可能となる。
アップデートによる期待を受け、ADAはテストネット上でのMaryテスト完了の前後から騰勢を強め、2月上旬に仮想通貨XRP(リップル)を抑え、時価総額4位に浮上(現在5位)。年初来騰落率では460%を記録しており、2018年1月の過去最高値に迫っている。
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