はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインの「クジラ」が2月以降減少した理由=Glassnodeレポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインのクジラ、減少傾向に

暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の大口保有者であるクジラの数が、今月に入り減少傾向にあったことが分かった。オンチェーンの分析を行うグラスノード(glassnode)が22日のレポートで明らかにした。

ビットコインのクジラとは、グラスノードでは1,000BTC以上を保有するウォレットのことを指す。レポートによれば、1,000BTCから10,000BTCを保有する大口ウォレットの数は2020年3月より増加傾向にあり、20年3月から今年2月までの期間を「クジラの繁殖期」と称した。

しかし、過去2週間ほどでクジラのウォレット数は減少傾向にある。

さらに詳細な分析によると、クジラからザトウクジラ(1,000~10,000BTC)は、21年1月には約8万BTC増加させた一方で、2月に入り14万BTCの減少に転じた。

イルカからサメ(100~1,000BTC)については、1月に9.5万BTCの減少となった一方で、2月には11.7万BTCの増加となっており、2021年に入ってからクジラの動きとは正反対の動きが観測されている。

また、タコからサカナ(10~100 BTC)については2020年の11月より一貫して減少しており、12.8万BTCの減少となった。

出典元:Glassnode

必ずしも利益確定売りによるものではない

一連の傾向について、グラスノードは取引所やマイナー、カストディ企業が使用するウォレットの分割・整理を進めている可能性を指摘している。

この可能性を補強する材料として、長期的な保有の傾向を示すウォレットにおけるビットコインの残高が減少に転じていないことが挙げられた。よって、以上のウォレットの傾向は必ずしも「クジラの産卵期の終わり」を示すものではないという。

また、22日の相場のボラティリティ上昇時には、米取引所コインベースにおいてプレミアムが拡大したことから、大口の投資家による買いの動きも示唆されている。

関連:ビットコイン暴落で仮想通貨相場がクラッシュ、コインベースのクジラは「買い集め」を示唆

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧