コインチェック、日本初のIEOに向けエンタメ特化形チェーン「Palette」のテストネット参加

パレットチェーンのテストネット

国内暗号資産取引所コインチェックは2日、エンターテインメント特化型ブロックチェーンの「パレット(Palette)」のテストネットの検証などを行うエンジニアリングパートナーとして、パレットコンソーシアムに参画したことを発表した。

テストネットへの参画は、コインチェックによる国内初IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファーリング)に向けたプロセスの用意であり、「『パレット』のIEOを推進するにあたり、本コンソーシアムへ参画し、技術支援を行う事でお客様へ安定したサービスの提供を目指す」とした。

コインチェックは2020年8月に、「日本初のIEO実現に向け、共同プロジェクトを発足した」ことを発表。21年3月までに「パレットトークン(PaletteToken=PLT)」をコインチェックで発行し、上場する計画を明かしていた。

パレットトークンの発行体はハッシュパレット(Hashpalette)で、合計1,000万MAUのマンガアプリ群を運営する東証一部上場企業のLink-Uと、ブロックチェーン技術を活用した事業コンサルティングを行うHashPortの合弁会社。

コインチェックの発表に伴い、Hashpaletteはテストネットの運用開始を発表した。パレットコンソーシアムに参画する企業はコインチェックのほか、Neo財団やOntology財団、IOST財団、オーケーコイン・ジャパン株式会社、フォビジャパン株式会社の名も挙がっている。

発表によると、パレットはNFT(非代替性トークン)を利用したコンテンツ流通に最適化されたブロックチェーンネットワークで、クロスチェーン技術を実装したことにより、発行されたNFTは他のブロックチェーンネットワークに転送することが可能だという。また、「テストネットでは、イーサリアム(ETH)、ネオ(NEO)、オントロジー(Ontology)の3つのブロックチェーンネットワークとのクロスチェーンに対応しており、対応先を今後順次拡大していく予定だ」と説明されている。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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