ビットコインに広範な需要、ゴールドマンサックス幹部が言及

GS調査、ビットコインに広い需要

ゴールドマン・サックスのデジタルアセット部門の代表を務めるMatthew McDermott氏が、ヘッジファンドから富裕層の個人投資家までの幅広い層において、ビットコインの需要が見込まれているとの見解を示した。

3月5日、ゴールドマン・サックスが公開したポッドキャストにて、McDermott氏が出演。機関投資家からのビットコインへの需要の高まりに言及した。デジタルアセット部門のチームが300以上の投資家の声を収集したうえで、McDermott氏は多くの層からビットコインを支持する意見が見受けられたと話す。

広い層でビットコインへの需要が見受けられるが、その層とはヘッジファンドから、アセット・マネジャー、マクロファンド、銀行、企業財務、保険基金、年金基金までを指している。

ーMatthew McDermott氏

またプライベートバンクを通じて、機関投資家だけでなく、ウェルス・マネジメント(富裕層向けの資産運用、不動産管理、投資管理など包括的にサポートするサービス)からも一定の関心が寄せられていたことも明らかにした。

こうした背景について同氏は、法定通貨供給量の拡大に伴う資産価値の減少に対する危惧から、リスクヘッジとしてビットコインに関心を持つ動きが表れているのではないかとの考えを示している。

顧客も対象に調査

先日にもゴールドマン・サックスは、顧客に対して実施した、ビットコインなど仮想通貨に関する調査結果の発表を行った。回答者の内61%が、今後1~2年でデジタル資産の保有は増加すると予想。

また回答者の22%が「1年以内にビットコインが10万ドル以上で取引される」と予測しており、54%は4万ドル~10万ドルの間で取引されると予測していたこともわかった。

さらに、同じ大手金融機関JPモルガンは4日に、機関投資家を対象に実施した暗号資産(仮想通貨)に関する調査の結果を公開。こちらでは、1,500企業の約3,400名投資家が応じて、11%が「仮想通貨投資を行なっている」と回答し、89%がトレードや投資を行なっていないとした結果がみられた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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