ゴールドマンサックスが再参入か
米大手投資銀行ゴールドマンサックスが暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の先物取引の再開を計画している。ロイターが情報筋の内容として報じた。
報道によると、ゴールドマンサックスは3月中旬にビットコインを対象としたトレーディングデスクを再開する。TheBlockなどの情報によると、未だクライアントからの需要が低いため、現物ビットコインの取引は現時点取り扱わない方針で、まずはビットコイン先物取引の対象とする。
既存のカストディ企業と提携し、所在国にビットコインの保管•管理業務を提供するサブカストディアンもを検討しているという。
The reason why GS isn't trading BTC right now is simple according to a source:
— Frank Chaparro (@fintechfrank) March 1, 2021
"Not enough client demand / revenue (yet) to justify the risk (given bearer asset). Banks are client driven and I’m sure everyone will trade when the market is mature enough."
We're close though.
ゴールドマンサックスが初めてビットコインのトレーディングデスクを立ち上げたのは2018年。当時先渡し先物の清算機関および取引サービスを提供していたが、後に中止した経緯がある。(理由は明かされていない)
直近では、既存の金融業界から仮想通貨市場に参入するニュースが散見される。世界最大手の信託銀行であるバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNY Mellon)が年内にビットコインやその他の仮想通貨のカストディサービスを開始する予定や、ドイツ銀行(Deutsche Bank)の仮想通貨カストディとブローカー事業計画はその一例だ。
関連: ビットコイン最高値更新 BNYメロンの仮想通貨事業展開に関する報道受け
関連:ドイツ銀行も本格参入か、仮想通貨カストディとブローカーの事業計画が明らかに