a16z、NFTマーケットプレイス「OpenSea」の出資ラウンドへ参加
a16zが「OpenSea」に出資
米大手ベンチャーキャピタルのa16zが、NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「OpenSea」の出資ラウンドをリードすることがわかった。TheBlockは独占内容として報じた。
出資規模は21億円(2,000万ドル)で、a16zのほかにも出資企業がいるが、具体的な情報は明かされていない。
Openseaはこれまで10以上の投資家・企業から出資を受けている。2019年に行った2,100万ドルのシードラウンドでは日本の仮想通貨ベンチャーキャピタルgumi Cryptos社やBlockchain Capital社なども参加した経緯がある。
昨今のNFT市場拡大を受け、OpenseaはNFTの主要マーケットプレイスへと成長。仮想通貨リサーチ企業Messariが集計したデータによると、OpenseaやNiftyGateway、Zoraを含む主なNFTマーケットプレイスの全体出来高は2月だけで29倍もの上昇を記録し、注目されるグローバルマーケットのひとつに拡大している。
a16zはVC界で仮想通貨関連投資を率先して行う企業としても有名だ。これまで取引所コインベースやカストディアンのAnchorageのほか、NBA Top ShotなどのNFTを発行するDapperやArweaveなどさまざまな仮想通貨関連企業やプロジェクトにも初期投資をしている。Openseaに投資することから、米シリコンバレーがNFT界隈にも目を向け始めた1つの兆しとしても注目を集めている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します