仮想通貨取引所AscendEx、Solanaチェーンに対応 高速・低コストの送受信サービスを提供へ

AscendEx、Solanaチェーンに対応

機関投資家を含む仮想通貨トレーダーに仮想通貨サービスを提供するAscendExが29日、USDTやUSDCなどの仮想通貨の入出金でSolana Program Library(SPL)に対応したことを発表した。

取引所のユーザーが、低コストかつ高速に送・受信できる仕組みを導入する。対応銘柄は、SRM、USDT、USDC、FIDA、MAPS、OXYの6銘柄だ。

同社の発表などを受け、仮想通貨ソラナ(SOL)が、前日比+8.1%、前週比+29.4%の18.5ドルまで上昇。CMC時価総額21位まで浮上した。

SPLは、イーサリアムでいうERC20などに相当する規格で、同チェーン上でのトークン発行を可能にする。他のブロックチェーンとの相互運用性に当たるインターオペラビリティに注力するソラナでは、イーサリアムのERC20トークンとソラナのSPLトークンの交換を可能にする仕組みも提供されており、規定規格間の相互互換性を実現している。

ソラナが注目を集めている理由は、セカンドレイヤーを活用せずに秒間で5万トランザクションを実行できるスケーラビリティと高速送金を実現している点で、インターオペラビリティの互換性を含め、ユーザーの利便性を重視した様々なトークン活用で採用例が増加傾向にある。

イーサリアムなどで問題化している手数料の面でも、1トランザクション当たり0.00001ドル水準と、ユーザー体験を損なわない低コストを実現している。

現在120以上のプロジェクトがソラナの利用に乗り出しており、AscendExが対応した通貨もそれに含まれる。

AscendEXトークンも好調

AscendExはBitMax.ioからリブランディングした取引所で、同取引所のネイティブトークンAscendEXトークン(BTMX)はリブランディングやSPLの対応などを受け、一時3.1ドルまで高騰。BTMXは取引所系トークンの中でも、2021年に高いパフォーマンスを示しており、年間騰落率は28日時点で6500%高を記録した。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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