米大手銀USバンク、仮想通貨保管・管理事業に参入

USバンク、仮想通貨カストディ提供へ

米大手銀行のUSバンク(U.S.Bank)は27日、機関投資家向けに暗号資産(仮想通貨)のカストディ商品を提供することを発表した。

米SEC(証券取引委員会)に申請を行ったNYDIG社のビットコインETFに関連した管理も行う。

USバンクは米国における6位の大手銀行であり、その総資産は約60兆円に及ぶ。同行のChristine Waldron経営戦略責任者はCoindeskに対して以下のように語った。

提案依頼書(RFP)は既に完了していて、ベンダーも選択してあり、もうすく準備はできている。このような商品を安全は方法で、かつ効率的に提供するための適切なリスク管理の徹底を確認していく必要がある。

USバンクとしては、モルガン・スタンレやJPモルガンのように富裕層向けの投資商品を提供するのではなく、「資産運用コミュニティが活用できるスケーラブルやインフラの構築」を目指すとしている。

直近1週間では、モルガン・スタンレーやJPモルガンが相次いで適格投資家や富裕層など、機関投資家向けの仮想通貨投資商品をリリースしており、大手ファンドの参入事例が相次いでいる。

関連:ビットコイン関連サービスに続々参入、注目の「機関投資家」動向まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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