「普通預金口座に仮想通貨の追加が可能に」21Sharesが独証券会社と提携

暗号資産を預金口座に

21Sharesは、ドイツのオンラインブローカー大手comdirectと提携、同社のプラットフォーム上で暗号資産ETPを提供すると発表した。

21Sharesは、暗号資産(仮想通貨)の上場投資商品(ETP)を展開しており、100%が暗号資産で裏付けされたETPを特徴としている。

提携によって、comdirectの提供する貯蓄プラン「Spar plan」で暗号資産を追加することが出来るようになるという。21Sharesによると、預金口座に暗号資産を加えられる選択肢は初だとしている。

21SharesのCEO、Hany Rashwan氏はビットコインを含めた暗号資産を貯蓄口座で利用可能になったことについて「これまでどの暗号資産商品でも利用できなかった選択肢だ」と述べた。

ビットコインやその他暗号資産を貯蓄プランに加えたいドイツの顧客に対して、comdirectによって魅力的な選択肢を提供出来ることを非常にうれしく思う。

ETF

ETFとは、Exchange Traded Fund (上場投資信託)の略で、上場取引型金融商品(ETP)の一種。

▶️仮想通貨用語集

約300万ユーザーにサービスを提供

21Sharesはヨーロッパを中心に暗号資産の現物による裏付けを100%とするETPをスイスなどで展開しており、ドイツでも2019年以降、同社の暗号資産ETPが取引所にて取引可能となっている。

ETPは、BTCやETH、DOTなど単体資産のETPのほかに、複数の暗号資産を組み込んだインデックスのETPを提供する。

それらのETPが新たにcomdirectのプラットフォーム上でも取引可能になる。手数料は無料だという。comdirectは、2020年9月の時点で290万人のユーザーを抱え、銀行や証券の取引サービスを提供している。

comdirectのプロダクトマネージャーであり暗号資産貯蓄プランを計画したRene Louis Delrieux氏は「パートナーである21Sharesによって、comdirectは暗号資産投資と退職金積み立てを繋ぐことに成功した」と述べた。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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