ゴールドマン・サックス、米SECにブロックチェーン関連のETFを申請
GS社、ブロックチェーン関連のETF申請へ
米金融大手 ゴールドマンサックス社は26日、「Goldman Sachs Innovate DeFi and Blockchain Equity ETF」の目論見書を米SEC(証券取引委員会)に提出したことがわかった。ブロックチェーン銘柄やDeFiを名称に含む独Solactive社の「Decentralized Finance and Blockchain Index」に近く連動すると説明している。
ドイツのSolactive社はすでに多数の暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーン関連のインデックスを提供しているものの、SECへの申請書類で名指しされたインデックスは、同社の公式サイトでは確認されていない。
申請書類によれば、ゴールドマンサックス社のインデックスは、Solactive社のインデックス名以外では分散型金融というフレーズの使用を控えている。
当インデックスは「ブロックチェーン技術の導入」と「金融のデジタル化」(*Digitalization of Finaceをこのように定義)という二つのテーマに沿った、企業へのエクスポージャーを提供するよう設計されている。
ゴールドマンサックス社によれば「金融のデジタル化」は決済のサポート、取引サービス、レンディングや保険など、伝統的な金融サービスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)化と説明している。
現状、ETFの基となるSolactive社のインデックスの組成銘柄は明かされていないものの、申請書類では以下の国々の主要取引所で上場・取引されている企業の普通株式であることは分かっている。
- オーストラリア
- カナダ
- フランス
- ドイツ
- 香港
- 日本
- 韓国
- スイス
- オランダ
- 英国
- 米国
さらに対象の株式銘柄のスクリーニングとして株式の流動性の最低要件が設定される見込みだ。なお、ゴールドマンサックス社のETF申請は目論見書段階にあるため、変更する可能性があると明記している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します