はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ゴールドマン・サックス、債券関連取引でJPモルガンの独自ブロックチェーンを活用

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゴールドマンサックス、JPモルガンのブロックチェーン利用

ゴールドマンサックスが、JPモルガンのブロックチェーンプラットフォームOnyx(オニキス)を利用した取引を行っていたことが分かった。ブルームバーグが報じた。

6月17日にブロックチェーンを基盤としたレポ市場で取引が行われた際、米国の長期国債をトークン化し、ステーブルコインのJPMCoinと交換する形で行われたという。

JPMCoinはJPモルガンが開発・内部使用する米ドルペッグのステーブルコイン。なお、今回の取引額については明らかにされていない。

レポ取引とは債券貸借取引を指し、レポ取引において借り手は期日により高い値段で債券を買い戻すことを条件として債券を売り、資金を調達することが出来るもの。

利用される債券は国債や政府機関債などで、レポ市場は短期金融市場に属する。JPモルガンのブロックチェーンを基板としたレポ市場は、日中(イントラデイ)の取引に注力しているという

ゴールドマンのグローバルマーケット部門デジタル資産グローバル責任者、Mathew McDermott氏は次のようにブルームバーグに語った。

私たちは1分ごとに利息を支払っている。これはイントラデイ(日計り)市場の性質を変えると確信している。

取引完了に要した時間は3時間5分だった。正確な時間を把握出来たことが大きな進歩だとしている。

分散型台帳技術 (ぶんさんがただいちょうぎじゅつ)

分散型台帳技術(Decentralized Ledger Technology) はDLTとも呼ばれ、非中央集権)」な台帳技術(Ledger Technology)全般を指す。

▶️仮想通貨用語集

JPモルガンのオニキスプラットフォームとは

JPモルガンが独自のブロックチェーンプラットフォーム、Onyx(オニキス)でレポ取引市場を開発したと発表したのは昨年の12月だ。

バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)が第三者として関与し、既に取引を重ねてきた。ブルームバーグによると、取引量は1日当たり10億ドル(1,100億円)以上という。

関連:JPモルガン・チェース、「JPMコイン」を利用したレポ取引に成功

一方で競合も存在しており、金融インフラプロバイダーのブロードリッジは、同じくブロックチェーンを利用したレポ取引プラットフォームを手掛けている。

ブロードリッジは6月14日、分散型台帳技術(DLT)レポプラットフォーム(DLR)をローンチしたと発表した。

DLRではレポ取引における合意から決済までを一貫して行うことが可能で、スマートコントラクトによって所有権を移動させる。

これによって運用コストやあらゆるレポ取引におけるリスクを削減することが期待できる。既に取引に使用されており、ローンチから一週間でDLRは、一日当たり平均310億ドル(約3,400億円)の取引量を記録しているという。

また、DLRは米デル(Dell)の傘下VMwareが開発したVMwareブロックチェーンを使用している。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/01 火曜日
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。
11:00
米上院議員、退職金での仮想通貨投資を可能にする『金融自由法案』を提出
米国のトミー・タバービル上院議員が退職金プランでの仮想通貨投資を許可する金融自由法案を提出。旧バイデン政権の規制に対抗し、トランプ大統領の仮想通貨支持政策を後押しする内容に。
10:10
REDXがBingXへの上場発表 モバイルサービス「REDX MOBILE」でユーティリティ拡張へ
ブロックチェーン×エンターテインメントを融合させたWeb3プロジェクト「REDX(レッドエックス)」は、2025年4月1日より、トークン還元型の次世代モバイルサービス「REDX…
10:00
トランプ大統領の仮想通貨活動に共和党内から異例の苦言
米下院金融サービス委員会のヒル委員長が、トランプ大統領の仮想通貨事業がステーブルコイン規制議論を複雑化させていると発言した。民主党からの批判を招いていることが背景だ。
08:40
トランプ家、ビットコインマイニング事業参入 Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立
Hut 8社と合弁会社『American Bitcoin』設立 米国の上場企業Hut 8(ハット・エイト)は、ドナルド・トランプ大統領の息子エリック・トランプ氏とドナルド・トラ…
08:01
ブラジル金融当局、主要年金基金の仮想通貨投資を全面禁止
ブラジル国家通貨評議会が年金事業体による仮想通貨投資を禁止。高リスクを理由に規制強化する一方、英国のカートライト社や米国複数州の年金基金はビットコイン投資を進めており、国際的な規制姿勢の違いが鮮明に。
07:30
ブラックロックCEOが見解、ビットコインが米ドルの支配的地位を奪うリスク
ブラックロックのCEOは、米国の債務が増加している現状に警鐘を鳴らし、債務を制御できなくなれば、ドルの準備通貨の地位が仮想通貨ビットコインのようなデジタル資産に奪われるリスクがあると指摘した。
07:00
ビットコイン、S&P500との相関性低下か クジラ数は3ヶ月ぶりの高水準
仮想通貨ビットコインはS&P500が下落する中でプラス推移し相関性の低下を示唆。1,000BTC以上保有のクジラウォレットは3月から11増加し1,991に到達。Cryptoquantアナリストは2020年の強気相場と類似したパターンを指摘した。
06:30
2880億円規模のビットコイン買い増し、ストラテジー社
米ストラテジー社は3月31日、22,048の仮想通貨ビットコインをさらに追加購入したことを公表した。今回の購入規模は2880億円相当のもので、このニュースが好感されビットコイン市場は一時83,757ドルまで反発。
06:05
USDC発行のサークル社、4月下旬IPO申請へ JPモルガンとシティを起用
ステーブルコイン大手サークル社が4月下旬にIPO申請予定。USDCの時価総額が1年で倍増し600億ドルを突破、テザーとの競争激化。JPモルガンとシティが上場支援へ。
05:40
トランプ一族、DeFiプロジェクト「WLFI」の支配権を強化 ロイター報道
トランプ一族が開発中のDeFiプラットフォーム「World Liberty Financial」の経営権を強化。共同創設者が離脱し、トランプ家が収益の75%を獲得できる新体制に移行。これまでに5.5億ドルを調達し、約4億ドルがトランプ家に渡る見込みである。
03/31 月曜日
17:51
SBI VCトレード、gumi株主向けにビットコイン1,600万円分を抽選配布キャンペーン
SBI VCトレードがgumi株主向けに総額1,600万円相当のビットコインを抽選配布する。口座開設とエントリーで参加可能な注目の株主優待キャンペーン。
15:07
イーロン・マスク、連邦政府DOGE省と仮想通貨ドージコインの関連性を否定
イーロン・マスク氏が米ウィスコンシン州のタウンホールミーティングで、トランプ政権の連邦政府効率化局(D.O.G.E)と暗号資産(仮想通貨)ドージコイン(DOGE)の間に関連性はないと明言した。今年2月のドージコインのマスコット表示で生じた市場の思惑は誤りだったことが改めて確認された。
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。
13:03
米バンカメ「貿易戦争の資産逃避先ではゴールドが圧倒的優位」
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査で、トランプ関税を背景とした貿易戦争時の避難資産として、金(ゴールド)が仮想通貨ビットコインより圧倒的に好まれていた。投資家の避難先として注目されているのが、パクソス社が発行するPAXG(Pax Gold)やテザー社が発行するXAUT(Tether Gold)、国内では三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行するジパングコイン(ZPG)がある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧