米フォーチュン誌、NFT業界で最も影響力のある人物トップ50を選出
NFTのインフルエンサーランキングが発表
米フォーチュン誌は、NFTに影響を持つ人物などをランキングにした「NFTy 50」を新たに発表した。同誌は企業の売上高をランキングにした「フォーチュン500」などで知られている。
ランキング1位には、自身の作品が約75億円で落札され、”ピクセルのピカソ”との呼び名もあるデジタルアーティストのBeeple、そして2位にはNFTコレクションのCryptoPunksが選ばれた。
Dapper LabsのCEOであるRoham Gharegozlou氏も3位に選ばれた。Dapper LabsはNBA Top ShotやCryptoKittiesなどのヒットゲームを開発したことで知られている。
ランキングは以下のように説明されている。
新たなデジタル収集品であるNFTは今年にわかに注目を集めました。フォーチュンは新たなリストで、最も影響力のあるビルダー、クリエイティブ、インフルエンサーをランキングにしています。
ランキングには、CryptoPunksの他にもNFTコレクションであるBored Ape Yacht Clubや、NFTに特化したDAO(自律分散型組織)であるFlamingoDAOといった存在も選ばれた。
そのほか人物として選ばれたのは、実業家として知られるMark Cuban氏、Jay-ZやParis Hilton氏、3LAU、Grimesといったアーティストやインフルエンサーなど。
Beeple
デジタルアーティストとして活動。作品「Everydays – The First 5000 Days」はクリスティーズが行ったオークションにて、デジタル作品の過去最高額となる約75億円で落札された。
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フォーチュンの紙面が暗号資産をテーマに
また、フォーチュン誌の八月、九月号の表面をNFTアーティストのpplpeasrが制作したことが分かった。
pplpeasrは同ランキングでも5位に選ばれたアーティストで、UniswapをイメージしたNFT作品の制作や、NFT投資を行うDAOであるPleasrDAOの関わりで知られている。
フォーチュン誌には、8月・9月の表紙にたくさんのペペとアノンを入れさせてくれたことをただ感謝したい。
ペペはインターネットミームとなったカエルのキャラクター。そのほかにもイーサリアムやビットコイン、狐やユニコーンなど、関連するプロジェクトやSNSのインフルエンサーたちなどを連想させるイメージがイラストに散りばめられている。
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