国連が気候変動対策にNFTを導入 ポルカドット系プロジェクトと技術提携
国連イニシアチブのNFTプラットフォームを開発へ
国連(UN)の気候変動へのイニシアチブ『DigitalArt4Climate』に、ポルカドットエコシステムのNFTプラットフォーム『Unique Network』が技術パートナーとして選ばれたことがわかった。
ユニーク・ネットワークは技術パートナーとして、DigitalArt4ClimateのNFTマーケットプレイスを開発、運営し、アーティストが自分の作品を展示する場を提供する。
イニシアチブの取り組みの一環として、8月12日の「国際青少年デー」からDigitalArt4Climateのコンテストが開催される予定で、アーティストが作品を投稿できるようになる。
また、応募作品はコンテストの終了後にマーケットプレイスにてオークションにかけられ、アーティストの作品が収益化される見込みだ。
そして、若い世代がNFTの作品を通して気候変動に対する意識を高め、地球温暖化対策を積極的に取ることが、DigitalArt4Climateの目的だ。
NFTを環境への意識啓発に活用
Unique Network(ユニーク・ネットワーク)を技術パートナーとして選出したのは、国連人類居住計画(UN-Habitat)と国連公認の団体「グローバルな課題に向けた革新的アプローチの前進のための国際協会(IAAI GLOCHA)」。
GLOCHAの創業者兼CEOのMiroslav Polzer氏はプレスリリースで次のように語った。
私たちは、デジタルイノベーション(IoT、データマーケットプレイス、NFT)とソーシャルイノベーション(マルチステークホルダー協力の新しい形)を結びつけることで、スケーラブルで参加度の高いシステムを実現できると考えています。
DigitalArt4Climateは環境への意識を高め、行動を促すような作品を制作する若いアーティスト・クリエイターを支援するイニシアチブとなっている。
ユニーク・ネットワークは、Kusama、Polkadotネットワーク向けに構築されているNFT向けのチェーン及びプラットフォーム。プレスリリースで、国連はNFT技術が気候変動対策に関するメッセージを更に広める手段になることを認識しているとした。
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