NFT活用のブロックチェーンゲーム、Jリーグとライセンス契約──LINE Blockchain採用
Jリーグの公式ライセンスゲーム
株式会社OneSportsは12日、アクセルマーク株式会社と共同開発している新作ブロックチェーンゲームにおいて、株式会社Jリーグとライセンス契約を締結したことを発表した。
今回のライセンス契約は、ブロックチェーンゲームがプロスポーツリーグのライセンスを使用するのは国内で初の事例。また、本作品はLINE Blockchain上で提供予定であり、NFT(非代替性トークン)技術も活用されている。
LINE Blockchain
LINE Blockchainとは、「LINE」を運営するLINE株式会社の先導するブロックチェーン。独自トークンであるLINK(LN)が、ネットワーク上でのユーザーの活動によって分配される。
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LINE Blockchainを採用
OneSportsは、今回の発表に際し、以下のように説明している。
今回の株式会社Jリーグとのライセンス契約締結により、プロスポーツリーグライセンスを使用する国内初のブロックチェーンゲームとなります。
本作は、2021明治安田生命J1リーグおよびJ2リーグ所属の全42クラブ800名以上の選手が実名実写で登場し、ユーザーはクラブのオーナー兼監督となり、自分自身のクラブを作り上げリーグの頂点を目指すシミュレーションゲームです。多数のオンラインゲーム同様に基本無料ですぐにプレイすることが可能です。
本作では、ゲーム内で育成した選手のカードをNFT化しユーザー間で売買することができ、ユーザーは「実際のスポーツシーンのような体験」をすることができるという。ゲームタイトルなどの情報は明かされていないが、詳しい情報は追って知らせるとしている。
提供するプラットフォームとしてLINE Blockchainプラットフォームを選んだ理由については、「(LINEアプリが)国内8,900万人の利用者に親しまれている」こと、「安心して取引ができる環境が整備されている」点を挙げ、これまで暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに馴染みのない人を含めた多くの人々の利用を見込んだものであると説明した。
同社は今後の展望について、開発中の同作品の他スポーツへの展開や、国内にとどまらずグローバルでの展開を視野に入れていると明かした。また、スポーツゲームやブロックチェーンに関する知見を活かし、ゲームに限らず、スポーツ団体・選手、サポーターにとって有益なサービスを企画開発していくという。
OneSportsは、ソフトウェア開発企業オルトプラスの傘下のソーシャルゲーム開発・運営企業。スポーツの分野に特化して事業を展開しており、「モバプロ」「モバサカ」シリーズをはじめとする数々のスポーツゲームを国内外で提供してきた。
人気博す『Sorare』
ブロックチェーンを活用したスポーツゲームで有名なのが『Sorare』だ。同作品は、ユーザーはクラブ公式のサッカー選手のデジタルカードを取引することができ、現実のサッカーの試合の戦績がゲームのスコアに反映される点を特徴としている。
ゲーム内で成績上位にランクインすると、イーサリアム(ETH)やレアカードなどの賞品を受け取ることが可能。世界中のサッカーファンとゲームファンの間で人気の作品で、『Sorare』のカード販売量は、世界140か国で月間7,000万ドル(約80億円)を突破している。
3日にコインチェックが提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」において取り扱いを開始。さらに、17日より、ネイマール選手や長友佑都選手スター選手49名のNFTをコインチェックで限定販売することが決まっている。
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