TikTok、分散型音楽配信アプリAudiusと提携
TikTok+Audius
人気の動画共有サービス「TikTok」が分散型音楽配信プラットフォームAudiusと提携することがわかった。TikTok初の音楽ストリーミングの提携となる。
17日の発表によると、アーティストはAudiusの音楽をTikTokを通して直接共有することができるという。
Audiusは米西海岸発の企業で同名の音楽配信アプリ・プラットフォームを提供、米コインベースやバイナンスラボも出資している。ソラナ(SOL)とイーサリアム(ETH)のブロックチェーンを利用し、インディーズアーティストなどの音楽配信や報酬の仕組みをサポートしており、現在の月間アクティブユーザーは450万人を超えている。
また、Audiusは、Audioというガバナンストークンを採用しユーザーに管理権を付与。ホルダーはアプリでAudioをステーキングすることができる。
提携発表を受け、Audioトークンも急騰している。
アーティストにどのような恩恵?
TikTokがAudiusを統合することについて、Audiusの共同創設者Forrest Browning氏は米RollingStone誌で「アーティストはAudiusにアップロードしている曲をTikTokに簡単に送信できる」、「TikTokではすでに音楽送信の機能があるが、使い勝手はあまり良くない。Audiusなら、簡単にこなせる」と話した。
また、AudiusのRoneil Rumburg CEOは同取材で「アーティストはファンやサービスにつながる良い方法を探している。TikTokと繋げれば、より優れたマネタイズができるだろう」とコメントした。
現在Audiusを利用しているアーティストは10万人以上だという。
Web 3.0とは
ウェブ3.0(Web3.0)は、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。
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