米大手証券会社、仮想通貨取引サービスを開始 ビットコインなど4銘柄
証券口座で仮想通貨保有可能に
米ナスダック上場の大手証券会社Interactive Brokers(インタラクティブ・ブローカーズ)は13日、顧客に暗号資産(仮想通貨)の取引および保管サービスを提供することを発表。ニューヨークのPaxosとの提携で実現したという。
Interactive Brokersは米国およびグローバルで証券取引のサービスを提供する企業で、25兆円に相当する顧客の資産を運用。初めて仮想通貨に関連するサービスを提供することになる。取引・カストディの対象銘柄は、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の4種だ。
提携先のPaxos Trust Companyは仮想通貨取引サービスを提供している決済大手PayPalの提携先でもあり、仮想通貨取引の仲介機能を担っている。
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サービス手数料については、取引金額の0.12%〜0.18%となり、スプレッドやカストディ費用を請求しないといった特徴がある。証券口座を持つ顧客が仮想通貨市場に容易にアクセスできる手段になりそうだ。
Interactive Brokersは発表で、「顧客に低コストの仮想通貨取引サービスを提供することで、仮想通貨への高まる需要に答えることができる」と語っている。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します