- 取引所を介さないOTC方式で売り圧力を回避
- 調達資金はプロトコル開発やコミュニティ助成金に活用
5,000ETHを約15億円で相対取引
イーサリアム(ETH)財団は14日、トム・リー氏が率いるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BMNR)に対し、5,000ETHを相対取引(OTC)で売却したと発表した。平均単価は2,042.96ドルで、取引総額は約1,020万ドル(約15億円)に上る。
財団は公式Xアカウントへの投稿で、売却資金の用途について「プロトコルの研究開発、エコシステム整備、コミュニティへの助成金提供など、財団のコア活動に充てる」と説明した。取引はSafeマルチシグウォレットを通じたオンチェーン取引で実行された。
イーサリアム財団が上場企業に対してETHを直接売却するのは今回が2例目。昨年7月にはシャープリンク・ゲーミングに対して1万ETH(当時約2,600万ドル相当)をOTC売却している。
OTC取引を採用した背景には、取引所での大口売却が引き起こす売り圧力を回避する狙いがある。財団が昨年9月に取引所経由での1万ETH売却を発表した際には、コミュニティから批判を受けた経緯がある。
ビットマインはファンドストラット創業者のトム・リー氏が会長を務める上場企業で、3月8日時点で約453万ETHを保有しており、機関投資家によるETHトレジャリー戦略の最大手として知られる。
なお、イーサリアム財団は現在も約17万ETH(約3億5,600万ドル相当)を保有しており、2月から段階的にETHのステーキングを開始。最終的に約7万ETHをバリデーターに配分する計画も進めている。
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