Enjin(エンジン)、第4四半期におけるアップデート内容を公開
4Q最新アップデート
Enjinエコシステムは、Enjinプラットフォーム上に構築されたソフトウェアソリューション全体の総称だ。
Enjinエコシステム上の主な製品としては、コーディングすることなくブロックチェーンを導入し、NFTを発行できる「Enjin Platform」と、NFTの取引所となる「Enjin Marketplace」、QRコードを用いたNFT配布ツール「Enjin Beam」、Enjin Beamと連携してNFTの取得機能を持つ暗号資産ウォレットアプリ「Enjin Wallet」等が挙げられる。
またEnjinは、ガス代を無料化するブロックチェーン「JumpNet」を提供しており、NFT特化型の次世代ブロックチェーン「Efinity」も開発中だ。
EnjinはYouTubeチャンネル上で頻繁に開発状況を共有しており、以下が現在、Enjinが第4四半期中のアップデートおよびリリースを予定している製品の概要となる。
NFTとは
「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームのアイテムやキャラクター、またデジタルアート作品など、幅広く活用されている。
▶️仮想通貨用語集
JumpNet(ジャンプネット)
4月にローンチされたJumpNetは、イーサリアムのスケーリングソリューションとして、ガス代を無料化し、環境への影響を気にすることなくNFTを取引できるように開発されたブロックチェーンだ。
初期ユーザーやゲーム開発者らによる強い要望から、第4四半期ではフルネットワークのブロックチェーンとして、スマートコントラクト機能が実装されることとなった。
また現在、JumpNetとイーサリアムブロッチェーン間において、Enjinの独自トークンであるEnjin Coin(ENJ)を移動させることが可能だが、第4四半期にはERC-1155アセットも相互チェーン間での移動が可能になる。
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NFT配布サービス、Enjin Beam
Beamとは、QRコード利用したNFT配布サービスで、QRコードを「Enjin Wallet」でスキャンすることにより瞬時にNFTを取得することができる。
現在は、Enjinを導入する企業や開発者のみに限定公開されているが、第4四半期では、このBeamが一般公開される予定だ。
Enjinは、マイクロソフトやBinance、CoinMarketCapなどの多くの企業と協力してBeam用いたNFT配布キャンペーンを実施している。そのニーズの高まりから配布枚数拡大に向けて取り組んでおり、スケールアップが完了した後に一般公開し、完全な自立型システムを提供する予定だ。
これまでに、Beamを通して配布されたNFTは50万個以上となり、その中JumpNetを利用してガス代無料で発行されたNFTは35万にものぼる。
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アップデート版ウォレット、Enjin Wallet 2.0
4Qリリース予定のEnjin Wallet 2.0は、NFT取引を念頭に置いた、新バージョンのブロックチェーンウォレットとなる。
上述のEnjin Beamを通して発行されたQRコードをスキャンすると、対象者のEnjin WalletにNFTが送付される仕組みを採用。
現在開発中のこのバージョン2.0では、Ethereum、Polkadot、Bitcoin、Matic、Cosmosなどのマルチチェーンに対応する予定だ。また、多機能なウォレットアプリを目指し、新しいインターフェース、DeFiとDEXの統合、幅広いNFTのサポートなど、様々な新機能が利用可能になるとのことだ。
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新マーケットプレイス、NFT.io
「NFT.io」は、Enjinが開発中の新しいNFTマーケットプレイスとなり、将来的には、イーサリアム、JumpNet、Efinityのクロスチェーンと連携する予定だ。全てのNFTを取り扱うことのできる「究極のマーケットプレイス」を目指しているという。
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「NFT.io」と将来的に連携するEfinityは、パブリックチェーンとしてイーサリアムだけでなく、全てのブロックチェーンのスケーリングに役立つ安価かつ高速なトランザクションを提供する予定だ。
当初、「NFT.io」は9月にリリース予定だったものの、オークションなどの機能を充実させるために第4四半期後半への延期が決定している。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します