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Enjin(エンジン)、DeFiプロジェクト「Unbound Finance」へ投資──PolkadotのNFT専用チェーンに流動性提供を

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Enjinが投資を発表

ブロックチェーンとNFT(非代替性トークン)を用いたエコシステムの開発を主導するEnjin(エンジン)は23日、DeFi(分散型金融)プロジェクト「Unbound Finance」に投資したことを発表した。

EnjinはUnbound Financeの立ち上げ時から協力してきたという。投資を通してこれからも関係を続け、今後はUnbound Financeに、Enjinがこれからローンチ予定のNFTブロックチェーン「Efinity」の流動性向上をサポートしてもらうことが狙いだ。また今回、Unbound Financeで発行されるステーブルコイン「UND」を、Efinityで利用できるようにすることも発表した。

NFT

NFTとは、「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。

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Enjinが開発するEfinityは、相互運用性に特化したNFT向けのブロックチェーン。1つのネットワークに複数のブロックチェーンを接続し、相互運用性の実現を目指すPolkadotにつなげ、稼働させることを目指している。Enjinは4月、Efinityの開発を推進することを目的とした資金調達を行なったことを発表。その際、1,890万ドル(約21億円)の資金を獲得した。

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上述したように、今回のUnbound Financeへの投資は、このEfinityの流動性を高めてもらうことが目的。Unbound Financeで発行されるステーブルコイン「UND」を、Efinityで利用できる最初のステーブルコインにする計画で、EfinityでNFTを購入する際の支払いに、UNDを使用できるようにするという。

Unbound Financeの創設者であるTarun Jaswani氏は、今回の発表に際し「我々はUNDを、市場で最も分散化させたステーブルコインの1つとなるように構築した」とコメント。そして「Efinityのユーザーは、高速でボーダレスなステーブルコインの恩恵を受けることができる。UNDは、法定通貨との切り替えを行うブリッジ通貨としても機能する」と説明している。

また、EnjinのMaxim Blagov最高経営責任者(CEO)は以下のようにコメントを寄せた。

 

Unbound Financeと協力することで、Efinityの持続的な流動性を確保することが可能になる。

 

DeFi参加者は、Enjinの成長するNFTエコシステムの中で、機会をより享受できるようになるだろう。

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Unbound Financeについて

Efinityの流動性を向上させるために、Enjinが投資したUnbound Financeは、DeFiにおける12のAMM(自動マーケットメーカー)のプラットフォームと連携されているという。そこにはUniswapやPancakeSwap、SushiSwap、Balancerなど、著名なプラットフォームが含まれている。

この連携によって、例えば、Uniswapに流動性提供しているユーザーが、そこで獲得した流動性プールトークンを、Unbound Financeで担保として利用し、UNDを発行することが可能。そのUNDを使って、NFTを購入することもできる。

このように、ただNFTの購入にUNDを利用できるというだけでなく、DeFiのエコシステムとも連携することによって、流動性を確保する仕組みを構築した。

Blagov氏はUnbound Financeについて、「DeFiのユーザーが担保トークンをUNDに変え、そのUNDをEfinityで利用できるようにするという革新的なレンディングの形を追求している」と評価している。

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