新たに22億円調達済み
ブロックチェーンゲームやNFTプラットフォームの開発で知られるEnjin(エンジン)は、Polkadotを用いた次世代型NFTブロックチェーン「Efinity」のトークンセールで、約22億円を調達したことがわかった。
Efinityとは、Enjinが開発を行う相互運用性強化に焦点を当てたPoS(プルーフ・オブ・ステーク)型チェーンであり、低コストで高速なトランザクションが特徴。6秒ごとにトランザクションが処理され、最大で1秒間に1,000トランザクションを処理できるように設計されている。Efinityは年内にローンチし、『NFT.io』というNFTマーケットプレイスも稼働予定だ。
トークンセールは、6月24日にトークン販売プラットフォームCoinListで行われ、計40,089名の投資家がEFIトークンを購入したという。
EFIトークンは、Efinityのネイティブトークン。4月にも、EnjinはEFIのプライベートセールで約21億円(1,890万ドル)を調達した経緯がある。
EFI保有者は、将来的なネットワークのあり方に関してコミュニティガバナンスの仕組みで提案および投票できる。EFIおよびEfinityに関する詳細は、CoinPostの記事 で紹介されている。
また、Enjinは4月に資金を調達した際、複数のチェーン間で移動可能な(クロスチェーン)トークン規格「Paratoken」の開発も発表した。Paratoken規格により、任意のブロックチェーンからのファンジブル(代替可能)またはノンファンジブル(代替不可能)なトークンをEfinityネットワークに移動し、Polkadot(DOT)のエコシステム全体で使用できるようになる。EFIトークンはEfinity初のParatokenとして使用されるという。