国内仮想通貨企業Hyperithm、最大100億円規模のファンドを検討
最大100億円規模の仮想通貨ファンドを構想
暗号資産(仮想通貨)のウェルスマネジメントサービスを提供する株式会社Hyperithmは、仮想通貨ファンドの組成を検討していることがわかった。ブルームバーグが報じた。
最大100億円規模を想定し、ビットコインなど3銘柄を組み入れるとしている。
組成銘柄や利回りは?
同社は仮想通貨ファンドの組成について、早ければ年内にも募集を開始する意向だという。
代表取締役のロイド・リー氏は、人数を絞った「プロ向けファンド」の枠組みによる私募ファンドの組成に向けて準備していると明らかにした。
最大100億円規模を想定し、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)の3銘柄を組み入れる。目標とする利回りは年間15%以上で、比較的ハイリスク・ハイリターンの投資需要に応えるという。
現在、ハイパーリズムの仮想通貨運用額は約100億円。上場企業、仮想通貨取引所、マイニング企業など、国内外の50を超える法人が同社のサービスを利用しており、2021年6月末時点で、同社の運用資産は、前年比25倍以上に増加したという。
2年後をめどに仮想通貨交換業への参入も視野に入れているといい、自社での業者新規登録だけでなく、企業買収や他社との提携による参入も検討中であるとした。
国内大企業による仮想通貨ファンド参入
国内では東証1部上場の株式会社gumiなどが2018年に仮想通貨・ブロックチェーンファンドを組成しており、2021年9月には1億ドル(約110億円)規模の新たな仮想通貨・ブロックチェーンファンドの組成を決議したと発表している。
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また、同じく9月にブルームバーグが報じたところによると、SBIホールディングスが年内に仮想通貨ファンドの設立を計画している。ファンドはビットコイン、イーサリアム、ライトコイン(LTC)、XRP(リップル)、ビットコインキャッシュ(BCH)などを対象とする可能性があるという。Hyperithmについて
同社は日本と韓国を拠点に、富裕層や機関投資家を対象とした仮想通貨のウェルスマネジメント事業を展開、日本では仮想通貨のレンディングサービスを提供している。顧客から借りた仮想通貨は、元本保証があり、利子に相当する利用料は年率6%とされている。
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8月には、シリーズBラウンドでHashedとWemade Treeを筆頭とし、ココネ、Coinbase Ventures、Samsung Next、Guardian Fund、GS Futures、そして米国機関投資家(社名非公開)を引受先とする第三者割当増資を実施し、約12億円の資金調達を実施したと発表。増資により企業評価額が約122億円となり、米国、韓国、シンガポール、などの機関投資家が新たに株主として加わったという。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します