米グレースケールCEO、次はイーサリアムETFの申請も検討 承認は「理に適っている」

次はイーサリアムETFか

米資産運用大手グレースケール社は、先週提出したビットコイン(BTC)ETFに続き、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のETF(上場投資信託)に関する申請も検討していることを示唆した。CNBCが報じた。

グレースケール社は適格投資家などを対象に仮想通貨関連の投資信託などを提供する投資企業。

同社のビットコイン投資信託(GBTC)は65万BTCを運用しており、投資商品としては最大規模を誇る。イーサリアムなど複数のアルト銘柄の投資信託も運用しているが、21年4月には全ての投信商品も将来的にはETFに転換する方針を打ち出していた。

関連:米グレースケール、ビットコイン投信GBTCを上場信託(ETF)に変換する方針を表明

グレースケール社のMichael Sonnenshein CEOは米SEC(証券取引委員会)がビットコインETFを承認したため、SECがイーサリアムETFなど他の仮想通貨銘柄の類似商品の承認を検討することは「理に適っている」と述べた。

また、隣国カナダでは21年2月にはビットコインETF、4月にはイーサリアムETFがそれぞれ承認されており、このような動向もSECの厳しい姿勢に変化をもたらしたと捉えるアナリストもいる。発足から8ヶ月程でカナダの仮想通貨ETF市場の総価値は30億ドル(3,400億円)あまりに上っており、規制された投資商品の需要を示す一因となっていた。

2021年に入ってからは機関投資家のイーサリアムへの関心も高まってきている。増加しつつある需要に応える形で、機関投資家向け企業のフィデリティ社やNYDIG社もイーサリアム関連商品の検討をしているところだ。

関連:機関投資家のイーサリアム需要増加

今月22日には米テキサス州の消防士年金基金がビットコインやイーサリアムを総額28億円分購入していたことが話題となっていた。

関連:米テキサスの消防士年金基金、ビットコインとイーサリアムに28億円投資

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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