はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米グレースケール、ビットコイン投信GBTCを上場信託(ETF)に変換する方針を表明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

グレースケール、BTC投信をETFに転換する方針を表明

暗号資産(仮想通貨)の投資信託商品を提供する米グレースケール社は5日、ビットコイン(BTC)投資信託を上場信託に転換する方針を明らかにした。

同社のビットコイン投資信託(GBTC)は、2月末からマイナス乖離に転ずるなど、需要減が懸念されていた。

グレースケールは、同社のビットコイン投信をETF(上場投資信託)に転換するのに「100%コミットする」と強い意志を表明した。2016年にもビットコインETFの申請を米SEC(証券取引委員会)に提出していたが、規制環境が整っていないとして申請を却下していた。

グレースケール社は2013年に独自のビットコイン投信をローンチ、世界で唯一SECに申告する投信になったと説明。いずれは他の仮想通貨投信も同様の商品サイクルを辿ると示唆している。

出典:Medium(Grayscale)

今回の発表は、転換方針を示しただけであり、現時点でビットコインETFの申請は行っていない。しかしグレースケール社はこれまで機関投資家や適格投資家向けに仮想通貨商品を提供し、規制に準拠した形でビットコイン投資信託を運用してきた経緯がある。

マイナス乖離に転じていたビットコイン投信

グレースケール社のビットコイン投信は、約65万BTCを運用する大型信託だ。2020年頃から運用する現物量が急増し、ビットコインの総流通量の約3%に相当するまで拡大していた。

これまでは、現物に対してビットコイン投信(GBTC)の価格にプラス乖離のプレミアムが生じて、新規流入が相場の上昇要因となっていたが、20年末から2021年にかけてプレミアムは徐々に減少、2月末にはマイナス(事実上のディスカウント)に転じていた。

出典:Y Charts

これを受けグレースケール社は3月中旬、ビットコイン投信の私募(新規受付)の一時停止方針を表明している。

マイナス乖離の要因としては、カナダで承認されて2月より取引が始まった「ビットコインETF」など、他社の仮想通貨関連金融商品の台頭が挙げられる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
11:35
イーサリアム財団、レイヤー2を単一チェーンのように操作できる「相互運用レイヤー」構想
仮想通貨イーサリアムの財団が複数のL2を単一チェーンのように操作できる相互運用レイヤー(EIL)の構想を解説。現在開発中のEILへの参加を呼びかけている。
10:50
コインベース上のモナドICO、開始23分で65億円弱調達も販売ペース鈍化
コインベースで開始されたモナド(Monad)のトークンセールは、開始23分で64.5億円を調達したが、その後失速。高いFDV評価額やVC比率の高さが投資家の慎重姿勢を招いたとみられる。
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧