米俳優マット・デイモン氏設立の慈善団体、Crypto.comと提携

開発途上国への水支援

暗号資産(仮想通貨)取引所や決済サービスなどを運営するCrypto.comは10月25日、米俳優マット・デイモン氏が共同設立者として推進する慈善団体、Water.orgとのパートナーシップを発表した。

このパートナーシップでは、開発途上国へ清潔な飲料水を届けるという、人道的活動のための資金調達および水問題の認知度向上のため、仮想通貨を活用した方法を模索する。

まず、Crypto.comはWater.orgに100万ドル(約1億1千万円)を寄付し、全世界の1,000万人のCrypto.comユーザーにも仮想通貨での支援を呼びかけるという。

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マット・デイモン氏のコメント

Water.orgでの活動開始以来、僕の目標は多くの人が当たり前のように手にしている基本的な資源へのアクセスを提供し、人々が人間としての可能性を最大限に発揮できるようにすることだ。

人道的アクセスの向上のために、ますます進化していく金融ツールやプラットフォームを通じ、仮想通貨での寄付といった良い方向に活用できることを嬉しく思う。

    

また、Crypto.comの共同設立者兼CEOのクリス・マルスツァレク(Kris Marszalek)氏は、今回のパートナーシップについてこう述べている。

マット・デイモン氏のWater.orgと協力して、彼らのミッションを直接支援すると同時に、世界中の仮想通貨ユーザーにこうした活動への支援を呼びかけられることを大変誇りに思います。

仮想通貨の成功と真の可能性は、多くの人々が自分の生活と財産、そして未来をコントロールすることを可能にするツールへのアクセスによって実現すると信じています。

Water.orgについて

米慈善家・エンジニアのゲイリー・ホワイト氏と俳優のマット・デイモン氏により2009年に設立されたWater.orgは、途上国の人々へ安全な水および衛生設備の提供を目的とする国際的な民間非営利団体だ。

これまでにWater.orgは、アフリカ、インド、東南アジア、中南米の17カ国で、3,800万人以上の人々に安全な水と衛生設備へのアクセスを提供してきたと発表している。

Water.orgは世界の水危機に際し、小口融資といった資金調達および資本へのアクセスを通し、人々が安全な水を利用できるよう支援する市場主導型の金融ソリューションを提供している。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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