ビットコイン下落 6週間ぶりの安値を更新
ビットコイン下落
26日の仮想通貨(暗号資産)市場でビットコインが下落。アルト市場もビットコインの下落幅を超える銘柄が目立つ展開で、全面安の様相を呈している。
ビットコイン相場は、数時間で数十万円規模の下落を記録した。6万ドルのレジスタンスライン(上値抵抗線)をブレイクできず、米ドル建てで一時5万5千ドル(約627万円)と6週間ぶりの安値を更新している。
南アフリカで新型コロナウイルスの新たな変異ウイルスが検出され、感染が急増しているとの報道が嫌気され、東証株価指数(TOPIX)の全33業種が下落する場面もあった。米国市場は25日に感謝祭の祝日があり、株式市場は休場。仮想通貨市場でもマーケットの流動性やその隙をついた取引に影響した可能性がある。
今回の下落に関してトリガーとなった重要ニュースの確認は現時点でされていないが、仮想通貨市場全体で一定規模のロスカット(強制清算)が発生している。(大手取引所などがダウン・または接続障害に陥るケースは確認されていない)
データサイトbybtのデータによると、24時間で清算されたポジションは6.6億ドル(約750億円)に及び、内ロングポジション比率が90%を超えている。単一の精算データでは最も大きかったのがBinanceの1200万ドル(約13.6億円)だった。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します