米WisdomTree、3つの仮想通貨ETPを欧州でローンチ

SIXとクセトラに上場

米資産管理会社WisdomTree(ウィズダムツリー・インベストメンツ)は29日、欧州で3つの仮想通貨ETPをローンチしたことがわかった。

WisdomTree Crypto Market(BLOC)、WisdomTree Crypto Altcoins(WALT)、及びWisdomTree Crypto Mega Cap Equal Weight(MEGA)という3つの上場取引型金融商品はWisdomTree独自のインデックスを追うもので、全て仮想通貨の現物に100%裏付けられている。

BLOCは時価総額加重型のETPで、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、エイダ(ADA)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)など全時価総額の7割を代表する銘柄に投資する。

WALTは時価総額上位のアルトコインに分散投資するもので、イーサリアム(ETH)、エイダ(ADA)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)なども含めている。

また、MEGAはビットコインとイーサリアムの両銘柄で運用するETPだという

これら3つのETPは欧州連合12ヵ国およびノルウェーとスイスでも販売できるもので、すでにスイスの証券取引所「SIX」およびドイツの株式電子取引所「クセトラ(Xetra)」に上場した。

ETPとは

ETP(上場取引型金融商品)は、上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)、コモディティ上場投資信託(ETC)など、取引所に上場し特定の指標の値動きに連動する運用成果を目指す金融商品の総称。(野村証券引用

現在、欧州ではさまざまな銘柄の仮想通貨ETPが取引可能になっている。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のほか、カルダノ(ADA)やXRP(リップル)、ソラナ(SOL)、ポルカドット(DOT)のETPもドイツやスイスの証券取引所に上場している。

▶️仮想通貨用語集

WisdomTreeは米国・欧州でETP・ETFを提供する会社で、その資産運用総額は8.5兆円を超えている。

同社は現在、米国で現物ビットコイン、およびイーサリアム(ETH)のETFの申請を行っている。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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