米DCG子会社Foundry、ビットコインマイニングマシンの電子市場をローンチ
マイニングマシンの電子市場「FoundryX」
米最大手仮想通貨投資企業デジタル・カレンシー・グループ(DCG)のマイニング事業子会社Foundryは8日、マイニングマシンのマーケットプレイス「FoundryX」をローンチしたことを発表した。
Foundryはビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)のマイニングプール「Foundry USA」を運営する企業で、世界で2番目のビットコインハッシュレートを出している。
今回ローンチしたマーケットプレイスは中・大規模のマイナー向けのもので、最小注文は50台からだ。また、新マシンと中古マシンも取り扱い、マイナーはこのプラットフォームで売買することができる
Foundryは200以上の売り手と買い手とのコネクションを持っており、今年は米国、カナダ、及びノールウェーで140億円に相当するマシンを販売していた。現在は4万台のBitmain製とMicroBT製の最新マシンが在庫にあり、来年の出荷予定となるという。
マイナーがマシンメーカーから直接注文せずに、FoundryXで買う理由について、Foundryのビジネス開発責任者Jeff Burkey氏はメーカーの最小注文がより高く、デリバリーの6ヶ月前からデポジットを要求するが、FoundryXはよりフレキシブルな決済を提供すると説明した。
今年の中国の仮想通貨マイニング禁止政策を受け、一部の中型・大型マイナーは米国や欧州に移転した。そのため、Foundry USAのプールに参加するマイナーが増えて、ハッシュレートの占有率(約15%)を大幅に引き上げた。FoundryはこのトレンドがFoundryXの利用率を後押しすると見込んでいる。
先月、同社はマイニングサービス以外にも、ヘッジファンドやVC、銀行などに向けた仮想通貨ステーキングサービスもローンチした。
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