マイケル・ジョーダン氏がWeb3.0系アプリローンチへ、ソラナ採用
「HEIR」というソーシャルプラットフォーム
米バスケットボール殿堂表彰者、マイケル・ジョーダン氏は16日、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)基盤のソーシャルプラットフォームをローンチする計画を発表した。
プラットフォームは、「HEIR(意味:継承者)」といい、ファンとプロアスリートやカルチャークリエイターがつながるための分散型アプリだ。
アプリのローンチは2022年に予定され、ソラナ上で独自トークンHEIRトークンを発行し、NFTの展示場やファン向けの限定アクセス、特典といったコンテンツも提供するという。
HEIRアプリを手がけるのはマイケル・ジョーダン氏と息子のジェフリー・ジョーダン氏が新たに創設したスタートアップ「HEIR Inc.」で、テクノロジーとエンターテイメントに根ざした文化にインスパイアされた消費者ブランドを構築することを事業目標としているという。
ジェフリー・ジョーダン氏はナイキの元ブランドマネージャーJeron Smith氏などと連携し会社を運営する方針だ。
また、同社は資金調達も実施。主導したのはThrive Capitalで、ソラナベンチャーズやRedditの共同創設者Alexis Ohanian氏、シカゴ・ブルズの現役選手Lonzo Ball氏、ニューヨーク・ニックスの執行副社長William Wesley氏も参加したという。
今回がマイケル・ジョーダン氏が初めて仮想通貨業界に参入した事例ではない。3月に、「NBA Top Shot」のNFTを発行するDapper Labsの350億円調達ラウンドに、そして11月に実施されたメタバース「Mythical Games」の170億円調達ラウンドにも参加していた。
関連:a16zやFTX、メタバース「Mythical」の170億円調達を主導
Web3.0とは
現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。
▶️仮想通貨用語集
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します