米国版バイナンス、約250億円調達 評価価値が5,600億円に

評価価値が5,600億円に

最大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの米国法人である米国版バイナンス『Binance US』は6日、シードラウンドで5,600億円の評価価値として、約250億円を調達したことを発表した。

ラウンドに参加しているのは、米資産管理企業VanEckやステーブルコインUSDCの発行企業CircleのCircleベンチャーズ、RRE Ventures、Foundation Capital、Original Capitalといった企業だ。

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Binance USは新規資金を現物取引プラットフォームの拡大や新規プロダクトの開発、マーケティングなどに充てていく計画をしているという。

同取引所は2019年にローンチされた、本家バイナンスから独立した米国の事業体だ。米国州の規制に準じて運営されており、米国住民のみにサービスを提供しているため、本家バイナンスが取り扱うアルトコイン銘柄の数より少なく、バイナンスで利用できる多様な金融サービス(IEOや無期限先物等)も提供していない。

バイナンスのCEO、CZ氏は昨年7月にBinance USが数年後にIPO(新規株式公開)を行う可能性があることを明かし、11月には今後数ヶ月の間、数百億円規模の資金調達を実施する見込みがあると言及していた。今回のシードラウンドがそのことだと見られる。

大手グローバル取引所の米国版取引所が大型資金調達を行った事例は他にもある。FTXの米国事業体である「FTX US」が今年の1月に、SoftBank Vision Fund 2やシンガポール政府系ファンドTemasekなどから460億円を調達している。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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