FTXと旅行会社Travalaが提携、決済でFTTに対応

FTTトークンによる決済に対応

仮想通貨(暗号資産)決済が利用可能な宿泊予約サービスを提供する「Travala.com」は8日、取引所FTXとの提携を発表した。300万件以上の旅行プランでFTXが発行するFTXトークン(FTT)による予約・決済にも対応する。

Travalaは230か国以上に宿泊施設につながっており、300万件以上の旅行プランを提供する世界最大のオンライン旅行代理店の1つ。

今回の発表によって、以前から決済対応したビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、カルダノ(ADA)、バイナンスコイン(BNB)、XRP、ダイ(DAI)といった主要銘柄に、FTXの独自トークンである「FTT」を追加する格好だ。

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同社はこれまで、BNBチェーン上のトークンである独自通貨「AVA」を発行して特別な割引やロイヤリティも用意するほか、次世代高速ブラウザBraveを利用したグローバルな広告プロモーションを行なっていた。

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仮想通貨決済が拡大

ブロックチェーン技術や仮想通貨が普及するとともに、仮想通貨決済に関する導入・検討が拡大している。

22年1月には、Travalaの競合である大手宿泊サービス企業Airbnb(エアビーアンドビー)のCEOが、自身のSNSアカウントで行ったアンケート結果によるとAirbnbユーザーが最も望んでいることは「仮想通貨決済の導入」だと明らかにした。

関連:Airbnb、利用者が最も望むサービスは仮想通貨決済の導入

また、フードデリバリーを始めとする多くのサービスを展開するウーバー社のCEOも、仮想通貨について「注視している」ことを明らかにして、「Uberが将来的に暗号資産を受け入れようとしているのかと問われれば、答えは『もちろん』だ。適切なポイントはここではないが、将来的には(受け入れる意欲)」として自身の見解を述べた。

関連:ウーバーCEO、仮想通貨決済の可能性を語る

この他にも、22年2月に大手IT企業のアップルが発表したiOSデバイスの新機能「Tap to Pay」では、店舗側はiPhoneを決済オプションとして非接触型決済を導入することができ、Apple Payユーザーは実質的に仮想通貨による支払いが可能になる、として話題を呼んだ。

関連:米アップル、新機能「Tap to Pay」リリースへ 仮想通貨支払いが実質可能か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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