Crypto.com、F1マイアミGPの限定NFTを制作 レース車の運動エネルギーデータを可視化するNFTをリリースへ
コラボNFTを制作
大手暗号資産(仮想通貨)企業のCrypto.com(クリプトドットコム)は4日、5月8日開催のF1マイアミ・グランプリ「Formula 1 Miami Grand Prix 2022」とコラボして、コラボNFT(非代替性トークン)を制作することを発表した。
コラボイベントの背景としては、21年6月にCrypto.comがモータースポーツレースのF1(フォーミュラ1)のスポンサーに就任したことがある。当時から「限定NFTの発行や、ファンとスポーツをつなぐ革新的な手法の提供を行っていく予定」と公言しており、今回のコラボ企画はその一環となる。
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コラボNFTは、サーキットに設置したセンサーで取得したデータ(音や運動エネルギー)とF1のレースデータを融合し、リアルタイムで制作される。レース1周分のデータを基に1つのNFTが完成するため、全57周あるマイアミGPのデータを使って57個のNFTを制作する予定だ。
制作されたNFTは、Crypto.comが提供するNFTプラットフォーム「Crypto.com NFT」を通してミント(発行)可能。同サービスに登録して応募した人は、限定NFTのホワイトリスト(獲得権利)を得るチャンスに加え、応募者全員に配布予定の記念NFTが贈られる。なお、応募締切は日本時間の5月8日23:59となっている。
なお、Crypto.comの共同創設者で最高経営責任者も務めるKris Marszalek氏は、以下のようなコメントをしている。
Web3技術を使ったユニークで革新的な方法を提供することは、私たちがCrypto.comの中核だ。F1 Crypto.com Miami Grand Prixでの(コラボ)活動は、データとエネルギーからリアルタイムで独自のNFTを作成し、レースの技術、エンジニアリング、経験を実現するという点で本当に画期的だ。
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Crypto.comとは
Crypto.comは、2016年に創設した仮想通貨企業で、もともとは「Monaco」という企業名だった。「全ての財布に仮想通貨を」というビジョンのもと、「世界の仮想通貨への移行を加速させること」をミッションに事業を展開しており、その提供サービスは多岐に渡る。(以下参照)
- 仮想通貨の売買、証拠金取引、デリバティブ取引
- DeFi(分散型金融)サービス
- レンディングサービス「Crypto Credit」
- プリペイドカード「Crypto.com Visa Card」
- 決済サービス「Crypto.com Pay」
- 資産を預けて金利が得られるサービス「Crypto Earn」
- ステーキングプラットフォーム「Supercharger」
- 新規銘柄が割安で買えるプラットフォーム「The Syndicate」 Credit」
- NFTプラットフォーム「Crypto.com NFT」
- 納税ツール「Crypto.com Tax」
- 学習コンテンツ「UNIVERSITY」
- リサーチコンテンツの配信
- 独自ブロックチェーン「Crypto.org Chain」の開発
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同社は仮想通貨の普及させるべく、スポーツ関連企業といった業界外部企業との提携や仮想通貨に関わるセキュリティの向上を推進。今年3月には国際サッカー連盟(FIFA)と提携し、2022年開催のカタールワールドカップの公式スポンサーを務めることとなった。
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また、同時期には、ウクライナ支援に向けて国際赤十字(赤新月社)と提携。国際赤十字支援のため、認知度向上と資金調達を目的としたキャンペーンを発表した。
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